フォト

twitter

無料ブログはココログ
2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

今日の時事英語

  • 今日の時事英語

« 防衛省 平成23年度予算概算要求に思うこと | トップページ | 中国漁船衝突事件に思うこと »

2010年9月21日 (火)

防衛省、陸自1万3千人増検討 新防衛大綱で調整難航も

Photo

防衛省が流動化する東アジアの安全保障情勢や国際テロ、災害への対処能力を向上させるとして、陸上自衛隊の定員を現在の15万5千人から16万8千人へ1万3千人増やす方向で調整していることが分かった。複数の防衛省、自衛隊関係者が19日、明らかにした。年末に策定する新たな「防衛計画の大綱」に盛り込みたい考えで、来年度から増員すれば1972年度以来、38年ぶりの規模拡大となる。
定員増は陸上幕僚監部の強い意向を踏まえ、防衛省内局で検討。陸幕は日本近海での中国海軍の動きの活発化に伴い、中国沿岸から距離的に近い南西諸島での島しょ防衛強化が特に必要と説明。天然ガスなど東シナ海の資源獲得をめぐる日中摩擦も生じており、政府、与党の理解が得やすいと判断したようだ。 具体的には、中国が領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)への対応を視野に、防衛態勢が手薄とされる同県の宮古島以西への部隊配備を検討。沖縄本島の陸自部隊は現在約2千人だが、これを2020年までに南西諸島を含めて2万人規模とする構想も浮上している。

(2010年9月19日 共同通信)
----------------------------------------
まだ具体的なことは分かりませんが期待をしたいところです。中国漁船衝突事件でも日中関係は緊迫化しており、日本側としてはそれなりの備えをして意思表示をする必要があるでしょう。一部には陸自削減論がありますが、しかし陸自の人員が増えることは、数値として見た際にこれだけで大きな抑止力となります。仮にこの記事の通りに沖縄及び南西諸島に2万人の隊員を配置することになれば、これは中国側にしてみれば、投入する兵力が2万人以上(一般的な軍事セオリーで言えば3倍から5倍)が必要となることを意味します。
隊員の増員の必要性は以前から様々な方面より指摘されていました。従来型の防衛から国際貢献など任務は多様化しつつあり、増員は必須と言えるでしょう。陸幕の強い危機感の表れとも言えます。政治がこれに応えるかどうかを見守っていきたいと思います。昨年11月の事業仕分けでは、防衛省の自衛官増員要求を認めませんでした。その当時の仕分け人の一人であった蓮舫氏が「分からない、分からない」と防衛省側担当者の説明を聞こうともしなかったことを私はよく覚えています。あれから政治側の認識は変わったのでしょうか。
その一方でただ単に人員を増強すれば良いとの話ではなく、航空科(ヘリコプター)や高射特科(93式近距離地対空誘導弾)などの正面装備の増強と、海自との更なる統合運用の強化等が必要となってきます。当然インフラ整備や兵站も必要です。
また趣旨が離島防衛や国際貢献ということになれば、ただ単に頭数を揃えれば良いとのレベルではなく、練度や知識(若干の語学力や最低限の国際法知識)も要求されます。
課題山積みではありますが、日中間に大きな懸案があり、中国の急速な軍拡がある以上は、陸自の増員も必須ではないでしょうか。

平成22年9月24日(金)追記
「先島諸島に何らかの形で部隊配備したい。その調査を(次年度から)スタートさせたい。2万人は聞いたことがない」(北沢防衛大臣、平成22年9月22日 琉球新報)

平成22年12月12日(日)追記
財務省は14万8000人以下を主張(2010年12月8日23時15分  読売新聞)

陸自定員数ほぼ現状維持の方向に

平成22年12月13日(月)追記
陸自定員、1千人削減の15万4千人で合意(2010年12月12日16時34分 読売新聞)

« 防衛省 平成23年度予算概算要求に思うこと | トップページ | 中国漁船衝突事件に思うこと »

軍事」カテゴリの記事

コメント

今2000人だっけ?
そこに13000足しても20000にならないから、5000人を他から異動するのだろうか。

バラライカ氏
そういうことになると思われます。人事上の配慮も必要となってくるので難しいのです(家族の事情、マイホームの有無など)。そういった意味でもただ単に増員するだけで終る話ではないのです。

某スレじゃ「仕分けされる前提で多めに挙げてる」的な話があるが。

バラライカ氏
私もそう思います。概算要求と同じで、防衛省の中では妥協ラインも決めてあると思います。今回の中国漁船衝突事件で政治もそれなりの決断をする可能性があります。行方を見守りたいところです。

個人的には陸自の増員はあまり賛成できません
冷戦が終わった今大規模上陸の可能性は限りなく低くまたそのような上陸作戦を行える軍隊は現在米軍以外いないでしょう
ただ陸自が何を思って今回の増員を検討しているかには疑問が残ります ただ組織自体を守りたいから中国の脅威論を無理に持ち上げて軍拡したいだけなのか、もしくは正確に分析した結果どうしても陸自に人材が必要なのか、あるいは不景気による雇用対策なのか、陸自の本音がわからない以上何が正しいかは分りませんね

イーグル氏
>冷戦が終わった今大規模上陸の可能性は限りなく低くまたそのような上陸作戦を行える軍隊は現在米軍以外いない
例えば中国海軍の揚陸戦力に関してJSF氏は下記の様に分析しています。
http://obiekt.seesaa.net/article/161391120.html
「既にアメリカ海軍に次いで第二位の揚陸戦力を有しています。」
「既に中国海軍は冷戦期のソ連海軍の揚陸能力を上回っています。」
「揚陸作戦には民間徴用船も使用されるので(例:フォークランド紛争で英軍は陸戦兵の大半を徴用船で輸送)、専用の揚陸艦だけで何もかも輸送するわけではありません。」

>陸自が何を思って今回の増員を検討したか
昨年11月の事業仕分けの際にも防衛省側から強い危機感が表明されていますが、やはり防衛予算も立て続けに削減され、人員も削減され、そこに加えて国際貢献任務など通常の任務以外の役割も増えてきており、また高齢化も進んできています。今回の陸幕の増員要求はそういった焦燥感が背景にあるのではないでしょうか。

中国の揚陸能力が第2位とはいえ米軍との差はかなり大きく対艦攻撃を重視している日本に大規模上陸を成功させるのは困難を極めると思われます
民間船での輸送であれば輸送路の安全を確保しなければならないためさらに困難でしょう
もちろん100%大規模上陸されることはあり得ないとは思ってはいませんが成功率は低いと思われます
何事も人が多いことにこしたことはありませんが予算は無限ではありませんから重要性の高いものから規模を増やすべきだと思っております

>>イーグル
自衛隊がまともに戦えるようになるのは、敵が上陸して侵略だとはっきりしてからなのだが・・・。
上陸しない内はただの領海侵犯扱いで、防衛出動は無し。よくて海上警備行動だろう。

イーグル氏
米軍と中国軍の揚陸能力を比較しても余り意味のない事と思われます。問題は中国が日本に上陸出来るかどうかなのです。日本の対艦攻撃能力は強力ですが、中国側も当然対抗措置を講じてきます。また中国は空母保有に向けて急ピッチで動いています。
因みにこの記事↓も参考までにどうぞ。
http://obiekt.seesaa.net/article/160630871.html
「これまでの戦史上、大半の着上陸作戦は普通の輸送艦(民間徴用船)と少量の専門艦(揚陸艦)で行われています」
「アフガン戦争」からですが、ソ連軍はアフガン侵攻でカブール空港に降着した空挺軍は10分おきの間隔で着陸して、BMD346両、兵員約5000人を降ろしてますね。2日目に大型支援機材含む1万人に達している、と。」

バラライカ氏
防衛出動は「武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態に際して」も発動が可能です。それは艦艇部隊の集結なども含まれます。

「武力攻撃が・・・認められる・・・事態」
ここがミソだな。
敵が集結しようとも、結局は政府が侵略と認定しない限り、防衛出動はないって事だよ。
やはり上陸して実害が出ない限り、自衛隊はまともに戦えないのではないか。

バラライカ氏
艦艇部隊が集結し、日本に向かってきた時点で国際法上も国内法的にも防衛出動をしても何ら問題はないので、それを発動することがオプションとして可能な訳でして、やはり政府の判断ではありますが、大挙して爆撃機や揚陸艦が日本の領空や領海に侵犯した場合は発動しないことは考えにくいのではないでしょうか。
ただその時の総理が菅さんなのか、例えば前原さんなのか、谷垣さんなのか、石破さんなのかによって対応が違ってくる可能性はあります。

全然関係ない質問で申し訳ないのですが戦車ってどうして現代でも必要なんでしょうか?
砲塔の代わりに誘導弾を装甲車に搭載する方が強力な気がするのですが・・・

イーグル氏
それでは敵側が戦車を上陸させてきた場合は対戦車誘導弾のみで対抗しますか?
戦車はその火力、防御力、機動力など全ての面で「陸戦の王者」なのです。その有用性はイラクやアフガニスタンで再認識されつつあります。バリケードとしても使用可能ですし、建築物に籠城したテロリスト対処にも有効です。
対戦車誘導弾はそれなりに有効かもしれませんが、携行弾数に限りがあり、戦車砲弾に比べ単価も数十倍から百倍ほど高価です。それでいて飛翔速度も戦車砲弾に劣ります。欺瞞やその他の防御手段も講じることが容易です。

返答ありがとうございます
しかしやはり腑に落ちない点があります
携行段数も携帯用対戦車誘導弾程度の大きさであれば戦車砲弾とさほど大きさに差はないはずです
やはり価格の問題が一番大きいのでしょうか?

イーグル氏
携行式の対戦車誘導弾の場合は射程と威力で限界があります。飛翔速度も戦車側に圧倒的に利があります。
携行式の対戦車誘導弾はどちらかと言えば歩兵の自衛用装備なのです。
さらに流行りの言葉で言えば「マルチロール性」にも対戦車誘導弾は難があります。例えば陸自の01式軽対戦車誘導弾や米軍のジャベリンは固定目標にも使用は可能ですが、コスト面では合理的とは言えないかもしれません。
01式軽対戦車誘導弾
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/atm5.html
参考までにここで自衛隊の対戦車誘導弾に関してKeenedge氏が解説していますので、是非ともご閲覧下さい。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/hum/hum3.html

ありがとうございます
やはり弾薬のコストは重要なのですね

イーグル氏
どういたしまして。
コスト面もそうですが、やはり戦車に互角に対抗出来るのは戦車しかありません。対戦車誘導弾はどちらかと言えば歩兵や装甲車両の自衛用火器にしか過ぎないというのが現実なのです。

ミサイルはロックオンが必要だが戦車砲は直ぐ撃てる。
ミサイル車と戦車が出会ったら、先に撃つのは戦車。つまり、遭遇戦では戦車に勝てない。
なのでミサイル車は伏撃用に使われる。
一方、戦車は歩兵の支援の為に突撃していく車両。
この様に、防御向きと攻撃向きの違いがあるので、ミサイル車で戦車の代わりにはならないんだな。

バラライカ氏
バラライカ氏のご指摘の様に、それも確かに戦車が対戦車誘導弾に対して圧倒的に優位な点だと私も思います。
バラライカ氏のコメントはいつも大変勉強になり、助かっています。

ありがとう。
でも自分もまだ精進してる最中だよ。

バラライカ氏
バラライカ氏はブログはやらないのですか?お互い知識を分かち合えれば良いですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/560041/49515906

この記事へのトラックバック一覧です: 防衛省、陸自1万3千人増検討 新防衛大綱で調整難航も:

« 防衛省 平成23年度予算概算要求に思うこと | トップページ | 中国漁船衝突事件に思うこと »

最近のトラックバック