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2010年11月28日 (日)

「中国が空母5隻建造へ 初の空母は2015年に行動」と中国網がAFP報道を引用し報じる

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チャイナネットが「中国が空母5隻建造へ 初の空母は2015年に行動」と報じました。
「中国が空母5隻建造へ 初の空母は2015年に行動 Page1」(2010年11月26日 チャイナネット)

「中国が空母5隻建造へ 初の空母は2015年に行動 Page2」(2010年11月26日 チャイナネット)

この報道ですが不思議なことにAFP通信の報道を引用する形で行われています。チャイナネット(中国網)中華人民共和国国務院(中国の最高国家行政機関)直属の中国外文出版発行事業局が運営するニュースサイトです。即ちこのサイトは中国行政当局の意思表示と看做しても何ら問題がありません。それにも拘らず何故か中国の空母保有に関する最新動向をフランスの報道機関であるAFP通信の記事を引用してチャイナネットは報じています。事実関係は中国政府が最も把握している筈であるのにも関わらずです。AFPは「内部関係者からの話を引用」としています。この「内部関係者」が中国軍関係者を指しているのか、それとも西側の軍ないしは諜報機関関係者を指しているのかは不明です。しかしAFP通信の報道を中国当局が追認したと考えるのが最も自然であると考えます。中国政府が公式に発表しますと国際政治に与えるインパクトが大きい為に今回は外国の報道機関を引用する形で報道をしたのでしょうか。このことから判断しましても、若干の誤りがあるとしても大筋では事実関係に間違いはなく、この記事の信憑性は低くないものと思われます。

この記事の要旨は主に下記の通りです。
・中国初の空母『ワリヤーグ』(元旧ソ連製)の改修が完了間近で、来年進水できる見込み
・中国は5つの空母戦闘群を配備し、2015年までに海上軍事活動を開始する予定
・中国は国内初となる空母建造に着手している。それは最短で来年には進水予定の前ソ連製の空母であり(ワリヤーグ?)、現在中国東北部の港都市、大連で改修を行っている
・韓国、日本、台湾及び米軍基地が中国の太平洋進出に支障を来している。また中国側は米国の空母をも投入した軍事演習に不満を持っている。
・中国が大国となる上で空母は不可欠である。
・軍は勿論のこと、中国国民が空母保有を切望している

もしこの記事が事実であるならばアジアの安全保障に大きな影響を及ぼすことになります。空母を特定の地域に派遣しますと、その地域に航空戦力を直接投射することが可能であるからです。もし今年の四月の様な演習を空母を同伴にて行えば、日本に対する軍事的圧力も非常に強いものになります。ましてや尖閣諸島付近で行いますと緊張が著しく高まる事となるでしょう。
その一方でこの五隻全てが同時に稼働しているという訳でもないでしょうし、空母と戦闘機(Su-33?)が揃えば直ぐに戦力化可能とも言えません。早期警戒機の搭載や防空能力の高い駆逐艦の多数配備やASW能力向上も必須です。
一部には日本も空母保有で対抗すべきとの論調が出るかもしれませんが、空母に対抗するために空母というのは非常に短絡的な発想であり、むしろ前の記事でも述べました那覇基地への戦闘機増強潜水艦増強が最も現実的な選択肢と言えるでしょう。対艦攻撃能力の高いP1哨戒機やF2戦闘機の存在も中国海軍にとり脅威となります。下地島空港の自衛隊利用も前向きに検討する必要があるかもしれません。下地島空港の自衛隊利用の利点に関しましては数多久遠氏が記事を書いていますので、そちらを参照して頂ければと思います。
またこの記事にもありますように米軍の存在は中国に対し抑止力として効力を発揮しています。多国間による安全保障の枠組みの構築など、日本は外交戦略の立て直しが必須ではないでしょうか。

2010年12月16日(木)追記
中国、公式文書に空母建造明記「本格的な海洋強国に」(朝日新聞10年12月16日 1/2ページ)
中国、公式文書に空母建造明記「本格的な海洋強国に」(朝日新聞10年12月16日 2/2ページ)

2011年01月05日(水)追記
「中国が年内にも空母を運用、戦闘群を配備へ」(2011年1月4日03時03分  読売新聞)

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軍事」カテゴリの記事

コメント

中国が空母を建造する可能性は極めて高いでしょうね。

上の記事には書いて有りませんが、なんと言っても空母は金食い虫です。当然、ワイロの温床になりえます。彼らがこんなオイシイ獲物を見逃すワケはないでしょう。

それに外国のAFP通信を引用したという事は陸軍などに対する観測気球でしょう。いきなり政府が発表すると(陸軍などから)反撃をうけるおそれがありますからね。

空母が配備されたら黄海の演習が日常的になるでしょうし、当然、日本も参加することになりますね。(民主党政権でなければの話です)

早いとこ民主がつぶれてくれないと如何し様もないですね。安全保障会議すらまともに開かないのですから。

みやとん氏
いつもコメント有り難うございます。
中国の空母保有は「第1列島線」突破と「第2列島線」外側への進出、その他地域への影響力確保が目的かと思われます。
空母の維持費は巨額であり、稼働率が課題となるでしょう。
中国網が外国通信社を引用するとの方法で今回報道したのは、公式発表をしますと国内よりも米国とアジア諸国に対し非常に大きなインパクトがあるからでしょう。
みやとん氏の後半部分のコメントの趣旨が私には解り難いのですが、日本が空母を保有すればとのことでしょうか?
現状は日本に空母を保有する必要性がありません。海自は空自のエアカバーの下で活動が可能であるからです。日本が空母を保有するとなれば、それは自衛隊のドクトリンが根本的に変わる時でしょう。

すいません。中国が空母を保有したらの意味です。

日本は衝撃を受けると意外に素早く反応します。今回もインドやべトナム等と(レアアースの開発を含む)経済協力を結びました。
以前、北がロケット(と言い張りましたが)を打ち上げた時、日本は偵察衛星を打ち上げました。そして今も打ち上げています。

今回も中国の対応次第では、黄海の演習が恒例になりかねないのです。

もし中国が空母を保有した場合、間違いなく恒例になるでしょう。そして日本も当然のこととして参加するでしょう。

という意味で言ったのですが、判り難くてすみません。

現時点においての日本の空母保有は予算的、人的に効果的では無いと考えています。(尖閣等の)島々に配備する方が何倍も効果があります。
  
なお、中国の抗議は気にする事はありません。最初だけでしょう。(日本の衛星にも今は抗議してきません。また抗議が有ればある程デモ等が盛り上がりますから、ある人達にとっては望むところでしょう)

みやとん氏
一方で日本が自力で整備する防衛力があり、もう一方は同盟国との連携強化という方法があります。
現状リムパック等の演習にも海自は参加しています。これに加えて黄海での米韓共同演習に参加するとしても、あの演習はあくまでも名目上は対北朝鮮を趣旨とする米韓主体の演習です。最近は明らかに中国への牽制がありますが。
来月には大分県の日出生台演習場で陸海空自衛隊と米軍とで共同にて「離島」奪還訓練が実施予定です。
http://megalodon.jp/2010-1129-0041-37/obiekt.seesaa.net/article/159960507.html
来年1月下旬に行う日米共同方面隊指揮所演習「山桜」では想定シナリオは九州-沖縄を仮想戦場とします。
http://megalodon.jp/2010-1129-0047-36/obiekt.seesaa.net/article/167005171.html
現時点でも中国を念頭に日米の連携は進んでいると言えます。

このコメントは記事とは全く無関係な業者のスパム投稿であった為に削除されました。

今行われている米韓共同演習ってどのくらいの規模の演習なんでしょうか?

イーグル氏
詳細な資料が手元にはありませんが、報道によりますと
「アメリカ軍からは原子力空母「ジョージ・ワシントン」など6隻が参加し、韓国軍からもイージス艦など6隻が参加している。」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188696.html との事です。また米空からはF-22が、韓国空軍からはF-15Kも参加しているとの報道もあります。
またDefense Newsには
It is led by George Washington, which can carry about 75 aircraft on its 4.5 acre (1.8 hectare) flight deck and has a crew of 5,500.
(訓練は)ジョージ・ワシントン主導にて行われ、75機の艦載機を4.5エーカー(1.8ヘクタール)のフライトデッキに搭載でき、5500人の乗組員が乗船している。
The drill will also involve a high-flying US joint surveillance and target attack system (JSTARS) surveillance aircraft to monitor the North's military moves,
訓練は北の軍の動向を監視する為に高度を飛行するJSTARS(joint surveillance and target attack system)も参加する。
http://megalodon.jp/2010-1130-1249-14/www.defensenews.com/story.php?i=5119456&c=ASI&s=SEA
とのことです。

日本でもこれだけの規模の演習ってやってたっけ?

イーグル氏
リムパックはご存知でしょうか?日本は1980年より参加しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF
これなどはかなり規模が大きいです。それ以外にも様々な合同演習が行われていますが、検索をして頂くか、若しくは防衛省の公式ホームページでも発表されています。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/index.html
また今月3日より行われる共同演習も大規模なものになります。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/212783
日米から計4万4千人、艦艇約60隻、航空機約400機が参加

返事ありがとうございます
リムパックは知っています 日本国内で行われている大規模演習が知りたかったのですがどうやら12月3日に行われる演習はかなり大がかりなものになるようですね

イーグル氏
どういたしまして。此方こそいつもコメントを有り難うございます。
今回の合同演習に関する詳細が各メディアで報じられるのが楽しみです。

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 (上の写真はWikipediaよりワリヤーグ 著作権はPublic Domai [続きを読む]

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