フォト

twitter

無料ブログはココログ
2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

今日の時事英語

  • 今日の時事英語

« ロシア Su-35の対中輸出を検討へ | トップページ | 北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃 »

2010年11月23日 (火)

那覇の戦闘機30機に増強へ 中国視野、新大綱で防衛省

800pxtwo_japan_air_self_defense_for

防衛省が10年以内をめどに、航空自衛隊那覇基地の戦闘機を現行の約20機から約30機に増強し、1飛行隊から2飛行隊体制に改編する方向で検討していることが19日、複数の同省幹部の話で分かった。南西諸島の警戒監視機能も強化する。中国海軍の空母建造の動きなども視野に、対領空侵犯措置の緊急発進(スクランブル)能力を向上させ、緊迫時に周辺空域で航空優勢を確保するのが目的で、中国側の強い反発も予想される。 年内に策定する新たな「防衛計画の大綱」に、「戦闘機部隊の充実」や「監視機能の強化」などと書き込む方向で、記述内容を調整している。那覇基地では2009年3月、F4戦闘機から高性能なF15戦闘機への切り替えが完了し、飛行隊には現在、約20機のF15が所属。防衛省はこの飛行隊の戦闘機を減らした上で、F15かF2戦闘機の飛行隊を新設する方針。時期によっては、次期主力戦闘機(FX)で編成する可能性もあるという。空自全体の12飛行隊、戦闘機約260機の体制は維持する方針で、那覇基地の増強と引き換えに、他の基地の飛行隊を2から1に減らすことを想定している。 

(2010年11月20日 02:02*共同通信)
--------------------------------------------------------------------

那覇基地の増強により南西諸島の警戒を強める方針は一種の意思表示としては意義のあるものと言えます。F-15飛行隊を那覇基地に追加配備するのであれば、それが改修I型なのかⅡ型となるのか興味深いところではあります。
上記の記事以外にも南西方面の防衛力増強の動きが諸々と報道されているところです。主な具体例としましては下記の様なものがあります。

「空飛ぶレーダーサイト、E2Cの沖縄展開を検討 防衛省」 朝日新聞10月6日報道

「中国警戒を強化、与那国島に陸自200人配備へ」 読売新聞11月8日報道

「下地島空港:「大変魅力」 自衛隊利用で北沢防衛相」 毎日新聞11月12日
中国側の反発を懸念する意見も散見されますが、他国の脅威とならない防衛力増強は抑止力足り得ません。そもそも我が国が南西方面の警戒を強化しつつある動機は中国の一連の不穏な動向に起因するものなのです。一連の日本近海に於ける近年の中国海軍の活発な動向(今年の4月には中国海軍のヘリが海上自衛隊の護衛艦に二度急接近するなどの挑発行為もありました)や漁船衝突事件後の中国側の対応などは懸念を抱かざるをえません。11月23日現在に於きましても中国側は尖閣沖にヘリ搭載型の最新鋭漁業監視船「漁政310」を含む二隻の漁業監視船を尖閣沖に航行させています。最新の報道によりますと、ビニールシートを被せてありますが、この漁船監視船に機銃らしきものが搭載されているとのことです。日本側にしますと抑止力を強化せざるを得ない状況があるのです。
訂正:「漁業監視船「漁政201」と「漁政310」は21日夕、ともに接続水域の外に出た。」とのことです。中国監視船:尖閣沖から離れる 日本領海入らず(2010年11月22日 毎日新聞朝刊)

2010112300000112yom0001view

その一方で那覇基地に戦闘機を増強するとのこの共同通信の報道が事実だとしますと、他の飛行隊へのしわ寄せとなる虞もあります。「空自全体の12飛行隊、戦闘機約260機の体制は維持する方針」で「他の基地の飛行隊を2から1に減らす」との趣旨であるからです。北大路機関の「はるな」氏もこの記事で述べていますが、他の基地の飛行隊を2から1に減らしますと、その地域の防空が手薄となります。各基地の状況や位置を考えますと、飛行隊を移転出来る状況にはありません。まさに諸刃の剣なのです。
航空自衛隊は現時点で約200機のF-15を保有しており、沖縄の那覇基地第204飛行隊以外でF-15が配備されている基地は

千歳基地
第201飛行隊
第203飛行隊

百里基地
第305飛行隊

小松基地
第303飛行隊
第306飛行隊

築城基地
第304飛行隊

新田原基地
第23飛行隊
飛行教導隊

そしてF-2が配備されている基地は

三沢基地
第3飛行隊
第8飛行隊

築城基地
第6飛行隊

松島基地
第21飛行隊

となっておりまして、何れも対露、首都圏防空(東京急行ルート対応)、対北朝鮮などの観点から飛行隊を移転させるのは適切ではありません。新田原基地のF-15DJや松島基地のF-2Bは複座型の教育関係/アグレッサー用途の機体ですので対象外です。しかしこの案をどうしても実行するのであれば個人的には三沢基地のF-2飛行隊の一方を配置転換するのが最も無難ではないかと考えます。
理想論を言えばFX選定に関する前の記事でも述べましたが、戦闘機定数の増強が最善であると私は考えます。戦闘機定数増強であれば南混エリア以外のエリアも少なくとも現状維持は可能であり、それに加えて那覇基地配備の戦闘機数も増加が可能です。しかし定数を増強するのであれば財源の問題(戦闘機そのものは勿論のこと、要員育成(パイロットや整備士)、メンテナンス費用、兵站整備)が当然あり、非常に難しい問題ではあります。これ以外にもFX選定、グローバルホーク導入問題があり、また海上自衛隊は最新鋭哨戒機P1十機の調達とP3C十機の延命措置潜水艦の定数増強陸自が増員の検討を行っているとされており、財源問題を考えますと政府が防衛費を大幅に増額する決断をしない限りはやはり困難であると考えます。また国民感情的にも防衛費の大幅増額は難しい部分があるかもしれません。その国民感情も現状を受け変わりつつあるのかもしれませんが。
年末に新防衛大綱が発表されますが、その一方で菅政権は明らかに末期となりつつあります。新政権誕生もあり得ます。今後日本の防衛政策が大きく転換するか否か注目していきたいところです。

« ロシア Su-35の対中輸出を検討へ | トップページ | 北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃 »

軍事」カテゴリの記事

コメント

那覇基地にF2配備希望
尖閣諸島問題で

+魅音ちゃん+様
 貴重な対艦攻撃機を最前線に配備するかどうかは議論の余地があります。ただ極秘に潜水艦を展開させておけば、有事の際には大きな自衛力となります。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/560041/50104543

この記事へのトラックバック一覧です: 那覇の戦闘機30機に増強へ 中国視野、新大綱で防衛省:

» PS3 H.A.W.X.2 [ゲーム攻略サイト]
最新鋭の戦闘機による空中戦を [続きを読む]

« ロシア Su-35の対中輸出を検討へ | トップページ | 北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃 »

最近のトラックバック