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2010年12月23日 (木)

空自新戦闘機に偵察能力付与を検討か

P3c

12/22付けの朝日新聞の報道によりますと、米が日本に情報・監視・偵察(ISR)の強化を求めていたことが判明しました。特に中朝の潜水艦の動向監視を最重要視しており、P3C哨戒機を活用する方針とのことです。また新戦闘機(FX)12機に偵察能力を持たせることを検討するとしています。
我が国のP3C保有数は97機(実動は80機、派生型を含めれば110機)であり、世界でも米国に次いで実に第二位の保有機数となっています。対潜哨戒機はその性質上多彩なセンサーを搭載しており、偵察機として有効活用が可能です。
私個人として今回の記事で注目したのは新戦闘機に偵察能力を持たせることを検討するとしている部分です。記事本文のこの件には主語がありませんので、この情報を朝日新聞がどこから入手したのか、政府/防衛省のどのレベルでどの程度まで検討が進んでいるのかは分かりません。この偵察能力をFXに付与するという構想は、RF-15構想が事実上中止となったことを受けてのものと思われます。偵察ポッドを搭載するとなりますと、ある機種が再びFXの最有力候補として浮上することとなります。偵察型もあるF/A-18E及びF/A-18Fです。F/A-18Eが有力候補となりつつあるとの話は今年の夏に業界の有力関係者であるKeenedge氏のブログの記事「【真夏の怪談】次期戦闘機にF/A-18Eが有力のナゾ」で知りました。私もこの記事の2010年8月10日(火)12:43に偵察機と電子戦機もFXと同一機種で統一してみてはどうかとの主旨のコメントを残しています(尤もEA-18Gの導入はF-22導入よりもハードルが高いかもしれませんが)。そうしますと結果的にFXの導入機数を増やすこととなり、ライセンス生産も合理的になるのではないかと考えたからです。Keenedge氏はF/A-18Eが有力候補となりつつある理由に関しましては「The Strike Fighter Evolutionであります」で「空自の任務変化、空自の空(海)軍化」があると述べています。最近の南西方面での抑止力強化と無関係ではないと思われます。
こういった中でBoeing社も日本側へのセールスプロモーションを強化しており、10月1日に都内のホテルで次世代コクピット・シミュレーターを米国外で初公開し、また最近でも実に88頁にも登る日本語版パンフレットをホームページ上で公開しています。
こういった一連の報道は空自FXの機種選定が大詰めを迎えつつあることを裏付けるものかもしれません。個人的には今回のFX選定はF-15J非MSIPの後継機ともなり得る機体ですので、それがF/A-18Eで良いのか疑問を感じています(但し防衛省はF-15後継機を国産開発することも念頭に入れているとの産経新聞による報道が11月30日にありました。軍事関連では産経新聞は誤報が多いのでこの記事の信憑性は低いかもしれません。しかし官民合同の研究会が発足したのは事実であり、それは防衛省の公式HPでも確認できます。)F/A-18は飛行性能では全ての面でF-15を下回り、対艦攻撃機としてはF-2の性能を下回ります。私個人としましてはやはりF-15E改良型を選択するのが最善の選択ではないかと感じるのです。
空自FX選定レースに関しましては新たな動きがあれば、今後もこのブログでも取り扱っていきたいと思います。

Fa18emultirole

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コメント

ここに乗っているF/A-18E/Fの改良型についてアシナガバチさんはどう思いますか?

あまり取り上げているところが無いみたいなので怪しい物なんですかね…?

http://www.boeing.com/farnborough2010/presentation/fas_gss.pdf

天山氏
それはBoeing社の公式ホームページ上の資料ですので間違いなくBoeing社としての正式な見解です。このうちNext Generation Cockpitに関しましては、この記事にも書きました10月1日に都内のホテルで公開されました次世代コクピット・シミュレーターと同一の物であると考えられます。またIRSTに関しましては私がKeenedge氏の記事に残したコメントのリンク先と同じ物であると思われます。
http://www.defenseindustrydaily.com/f-18-super-hornets-to-get-irst-03429/
http://media.defenseindustrydaily.com/images/AIR_B-2_Close_View_IR_lg.gif
(B-2を遠距離から捉えている)
Spherical Missile/Laser Warningに関してはF-35等でも実現されています。良く分からないのがEnclosed Weapons Podですが、メーカーがパンフレットに掲載した以上は製造元として実現可能と考えていると看做して支障はないと考えます。

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