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« 空自新戦闘機に偵察能力付与を検討か | トップページ | 中国第五世代戦闘機と思われる機体の画像がネットに掲載 »

2010年12月29日 (水)

中国の「エア・ハラスメント」に思うこと

Jh7

 12月27日付けの朝日新聞によりますと、今年9月の尖閣事件以降、ADIZに入るだけではなく日中中間線も越えて中国軍機が自衛隊機に対してこれまでにない程に急接近させる「エア・ハラスメント」の事案が散見される様になったとのことです。
東シナ海中国軍機急増、尖閣事件後、緊急発進相次ぐ-Page1

東シナ海中国軍機急増、尖閣事件後、緊急発進相次ぐ-Page2
今回のこの報道で注目したいのは中国軍側の機体です。まずJH7攻撃機ですが、YJ-8対艦ミサイルの運用が可能であり、その発展型であるYJ-85巡航ミサイルの運用能力を有する可能性があります(YJ-85はYJ-8の発展型)。
JH7攻撃機以外にもY8AEW早期警戒機も今年の3月に日中中間線に飛来したとのことです。これらの中国側の挑発的行動は自衛隊の監視活動への対抗措置/威嚇に止まらず、何らかの情報収集や訓練を兼ねている可能性があると個人的には考えます。2008年に中国空軍の戦闘機が巡航ミサイルの射程内まで接近し引き返す行為を繰り返し行っているとの報道がありました。
中国側の意図に関しましては不明ですが、この朝日新聞の記事にも記載がありますが、「沖縄本島を含む南西諸島全体が中国軍機の作戦行動範囲に入る恐れ」があります。この意味でも那覇基地の戦闘機増強E2Cのローテーション配備下地島空港の活用の検討は喫緊の課題と言えます。
財政難の中では既存の装備や人員を活用し、南西方面に振り分けるしかありません。新防衛大綱は基本的にその方向と言えるでしょう。政権交代がない限りはこの方針に原則として大幅な変更はないものと思われます。その一方で新防衛大綱では日米同盟の深化・発展に加えて「我が国と基本的な価値観及び安全保障上の多くの利益を共有する韓国及びオーストラリア」、ASEAN諸国、インドとの協力強化を打ち出しています(第八頁)。しかし、我が国として領土や権益を防衛するとの確たる意思を持たない限りは同盟関係が有効に機能しません。また普天間問題も日米間で懸案のままです。
韓国は黄海にて中国漁船が体当たりした12/18日の事件で直ちに画像を公開しています(尤も25日に韓国側は三人を中国側に引き渡してはいますが)。映像を全ては未だに公開していない日本の対応とはやや異なります。
 来年も日中関係は緊迫した状況が継続し、日本側の断固たる意思表示が必要となる局面もあることでしょう。来年こそは日米関係を立て直し、領土問題で毅然とした対応を示して欲しい物です。

2010年12月30日追記:
空・海から奇襲・・・中国軍が離島上陸計画 領土交渉圧力Page1
空・海から奇襲・・・中国軍が離島上陸計画 領土交渉圧力Page2
(朝日新聞12月30日03時01分)
「空軍と海軍航空部隊が合同で相手国本国の軍港を奇襲し、港湾施設と艦隊を爆撃する。1時間以内に戦闘能力を奪い、中国海軍最大の水上艦艇でヘリコプターを最大4機搭載できる揚陸艦「崑崙山」(満載排水量1万8千トン)などを使って島への上陸を開始。同時に北海、東海両艦隊の主力部隊が米軍の空母艦隊が進入するのを阻止するという。 」
2011年03月03日(木)追記:中国軍機2機、尖閣に一時接近…空自が緊急発進(2011年3月3日07時48分  読売新聞)

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軍事」カテゴリの記事

コメント

韓国が画像を即公開したのは、日本を見ていたからでしょうね。
もし公開しなかったら確実に誰かがリークしたでしょう。
それに今の韓国の大統領は前の人と違ってまともですからね。日本も早くまともな首相を持ちたいもんです。

中国軍機の接近の質が変わってきた事はまずいですね。
一刻もはやく島々に配備して欲しいものです。

では来年もよろしく。
良いお年を!

みやとん氏
公開するのが当然であり、公開しない方がむしろ憶測を呼び問題を複雑化させます。
中国側はこういった一連の威嚇行動が日本国内外での中国脅威論を高めることを認識すべきです。朝日新聞の地図を見ましても、沖縄本島のすぐ近くまで脅威が迫りつつあるのが分かります。もはや中国を刺激するなどの配慮を払っていたり、普天間問題で米国と対立している段階ではないのです。
http://www.asahi.com/international/gallery_e/view_photo.html?international-pg/1227/TKY201012260432.jpg
こちらこそ来年も宜しくお願い申し上げます。良いお年を。

中共機の「エア・ハラスメント」も然る事ながら、ロシア機は其れ以上に気を付ける事です。昨年の6月10日にTu-160「ブラックジャック」が北海道付近に飛来したのは、アシナガバチ様も御存知の事ですが、FX選定は、この面からも考慮すべきです。因みに「ブラックジャック」とTu-22M「バックファイアー」の最大速度(マッハ2クラス!)は、ライトⅡやスーホーよりも上です。今年も月に平均2~3機の割合でロシア機が我国領空付近に飛来して来る事でしょう。

鳳山の6時氏
更に問題なのは那覇基地の戦闘機増強問題なのです。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-b88e.html
今回の防衛大綱改定では戦闘機の定数増強を行わずに那覇基地の戦闘機増強を行うとしています。即ち他の基地からの配置転換ということとなり、那覇基地を増強する代わりに他の地域の防空に穴を開けることにもなりかねません。鳳山の6時氏の懸念されていらっしゃいますロシア空軍の活発化との関連で考えますと、もし仮に百里基地からF-15を那覇基地に転属させますと、百里基地にはF-4しか残らないこととなり、「東京急行」に対処が困難となる虞があります。
但しバックファイアやブラックジャックの最高速度はあくまでも最高速度であり、巡航速度ではないことには留意する必要があります。

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