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2011年2月 9日 (水)

ボーイング社がインド航空際にてインドにF/A-18E "Silent Hornet"を提案

Silent_hornet

 以前よりF/A-18EがF-35と並び航空自衛隊次期主力戦闘機(FX)選定で有力候補となりつつある旨はこのブログでも記載しました。昨年7月19日から25日まで開催されたファンボロー航空ショーにてF/A-18Eの改良型である"Silent Hornet"の構想を発表しています。
 Defense Newsの2011年2月8日14:03の報道"Boeing Unveils New Hornet Options at Aero India"によりますと2月8日にボーイング社が2011年度インド航空祭"Aero India"にてF/A-18Eの新たなオプションの素案を公開したとのことです。これは以前より構想がありましたSilent Hornetの具現化と言えます。
"The program allows international customers to tailor the F/A-18 Super Hornet fighter to meet their requirements, said Mark Gammon, Boeing's program manager for the Super Hornet International Roadmap."「計画はF/A-18スーパーホーネットが海外顧客の要求に合致する様に顧客が仕立てることを可能とするとボーイング社スーパーホーネット インターナショナルロードマップ プログラム統括部長のMark Gammon氏は述べた。」
"At present, the Roadmap is for the international market, but the U.S. Navy is looking closely at the program."「現段階ではロードマップは海外顧客向けではあるが、米海軍も計画を注視している。」
"In the past two years, Boeing has been investing in the Roadmap in areas that improve situational awareness, stealth, range and precision strike capabilities."「過去二年間に亘り、ボーイング社はロードマップに於いてシチュエーションアウェアネス(周囲の状況把握)、ステルス性、航続距離、精密爆撃能力の分野で向上する研究を行ってきた。」
"Improvements include the Next Generation Cockpit outfitted with a new 11-by-19 inch large area display with integrated intuitive graphics and increased situational awareness."「能力向上には直感グラフィックと改善されたシチュエーションアウェアネスを提供する新型の11×19inch大型ディスプレイを装備した次世代コクピットが含まれている。
"Basically, it's one big iPad, which provides the pilot with a large increase in display surface area," Boeing test pilot Ricardo Traven said. 「ボーイングのテストパイロットであるRicardo Traven氏は基本的に巨大なiPadで、パイロットに表面エリア表示の増大を提供する と述べた」

Fa18engcockpit(F/A-18Eの次世代コクピット。対空・対地作戦機能を統合した最新のAPG79アクティブ電子走査式アレイ(AESA)レーダーによる各種情報や、僚機・空中警戒管制機・イージス艦などからのネットワーク情報を大型タッチパネルに表示できるのが特徴。)
Other unique features include improvements in the Hornet's stealth and range a stealthy conformal fuel tank and a conformal enclosed weapons pod, for example. 「その他の特異な性質としてステルス性と航続距離で例えばステルス コンフォーマルタンクと コンフォーマル ウェポン ポッドが含まれる。」
"The weapons pod can carry a combination of AIM-120 air-to-air missiles and air-to-ground bombs, with each Super Hornet capable of carrying three pods.The conformal fuel tank also reduces drag."「ウェポンポッドはAIM-120及び爆弾が搭載可能でそれぞれのスーパーホーネットに3つのポッドを搭載可能である。コンフォーマル燃料タンクも抗力を減らす。」
"Range and speed are also increased with the GE-414 Enhanced Performance Engine (EPE)."「航続距離及び速度はGE-414能力向上エンジン(EPE)により増大している。」
"When you reduce the drag with the stealthy weapons pod and with an engine with 20 percent more thrust, you greatly increase range," Traven said.「ステルス性ウェポンポッドと20%以上の推力向上エンジン(2011年08月13日翻訳訂正:(従来型から)20%の推力向上エンジン)で抗力を減少すれば航続距離を大幅に増やすとTraven氏は述べた。
"Configuration flexibility improvements include an internal Infra-Red Search and Track (IRST) system and a new missile and laser warning system."「形状柔軟性向上は内装式赤外線捜索追跡(IRST)システム及び新型ミサイル・レーザー警報システムを含む。」Air_b2_close_view_ir_lg_2(IRSTにてB-2を捕捉している画像)
----------------------------------------------------------------------
2011年2月10日(木)補足:ボーイング社のテストパイロットRicardo Traven氏がSilent Hornetに関して解説している動画(注:全て英語です)
 

 
この動画によりますと内装式IRSTは機首の下にあるとのことです。コンフォーマルタンクとは機体に密着させた増槽(燃料タンク)で空気抵抗が小さい為に燃費に優れています。今回の改良案はステルス性を考慮した設計のコンフォーマルタンクで燃料を増やし航続距離を伸ばしています。
 今回の発表はインドの中型マルチロール戦闘機の2008年度のRFP(提案依頼書)を受けてのもので、当然AESAレーダーも含まれます。今回の案はあくまでもインド向けですが、それでも日本がFX(次期主力戦闘機)選定で新戦闘機としましてF/A-18E/Fを採用した場合は選択肢となるでしょう。2月2日に都内で行われましたボーイング社の説明会ではF/A-18E/F ブロックIIがベースでした。F/A-18E/FブロックIIはオーストラリア空軍も採用しており、将来的には電子戦攻撃能力を付与する計画もあります
 しかし問題が三点程あります。まず第一点目が今回の改良でF/A-18E/Fの弱点とされている加速力や航続距離がどの程度改善されるのかです。メーカー側の主張としましては"greatly increase range"としていますが、具体的な数値がこの記事では不明です。
2011年2月10日(木)補足:このYoutube動画のRicardo Traven氏の説明(およそ50秒~1分30秒の付近)によりますと胴体上部両側のコンフォーマルタンクには片方につき1500ポンド(両側で計3000ポンド)の燃料増加となっているとのことです。またボーイング社の研究によりますと抗力がゼロとなっているとしています。"through studies we have done, 0 net gain in drags"
 
第二に日本国内でのライセンス生産がどの程度可能なのか、国産誘導弾の装備の可否です。対艦ミサイルは主翼に直接搭載する以外に方法がないと思われるので兎も角としまして、コンフォーマルウェポンポッドにAAM-4が搭載可能かどうかです。コンフォーマルウェポンポッドの寸法に関する資料を私は有しませんので、この件は結論を出すことは私は出来ませんが、恐らくAIM-120が搭載可能程度のスペースだと考えられます。もしそうだとしますとAIM-7とほぼ同サイズであるAAM-4の搭載は新型を開発しない限りはウェポンポッドへの現時点での搭載は困難だと考えられます。AAM-4が大型であるのは巡航ミサイル迎撃を想定している為です。またKeenedge氏によりますと、AAM-4にロックオンされた場合は使用している電波が特殊である為に、彼はロックオンされたことに気が付かず回避が困難になるとTwitterにて述べています。巡航ミサイル対策が今後重要となる事を考えますと、新戦闘機はAAM-4の搭載が可能であることが望ましいと言えます。尤もステルス性を重視しない任務であれば、AAM-4をウェポンポッドに搭載せずに直接搭載することは可能となる筈です。但し国産誘導弾搭載の場合はインテグレーションの問題が必ず生じますし、空自戦闘機であればJADGEシステムとの統合は必須ですのでブラックボックスを米側がどの程度開示するかが焦点となってきます。日本側としましてはAESAレーダーのノウハウも欲しいところです。
2011年2月10日(木)補足:このYoutube動画のRicardo Traven氏の説明(およそ1分30秒~2分35秒)によりますとウェポンポッドにはMk.83 1000ポンド爆弾やMk.84 2000ポンド爆弾も搭載が可能との事です。AIM-120であればポッド一つにつき4発搭載可能としています。Ricardo Traven氏によりますとこのウェポンポッドはステルス性向上だけではなく、抗力を減らす働きもしており、その結果として航続距離を延ばしているとのことです。

Mk.83爆弾:全長3M 弾体直径0.35M
Mk.84爆弾:全長3.8M 弾体直径0.46M
AIM-120:全長3.65M 弾体直径0.178M 尾翼幅0.447M
AAM-4:全長3.667M 弾体直径0.203M 翼幅0.8M
2011年2月27日(日)追記:ボーイング・ジャパンの公式ホームページによりますと、ウエポンポッドには「
日本製のウエポン搭載も可能な大きなペイロード、生存性を高めるウエポンを搭載して航続距離をも延長」 と書かれています。この日本製のウエポンというのがAAM-4を指しているのかどうかは不明ですが。
 三点目はやはり実機がまだ存在していないことでしょうか。従いましてメーカーが主張する性能を実際に発揮するか否か検証する手段が現段階ではありません。取急ぎF/A-18E/F ブロックIIを導入し、後日Silent Hornetに改良する事は可能かもしれませんが、その場合には開発費の負担を要求される可能性もあります。
 次期主力戦闘機選定レースで日本が迷走している間に下記のようなニュースも報じられています。日本としましてはFX選定を急ぐ必要があると言えるでしょう。

15年から部隊配備か=中国ステルス戦闘機(2月8日(火)16時46分 時事通信)「中国空軍の許其亮司令官『(J-20を)2014年に大量生産を始め、15年秋から部隊に配備する方針』」

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軍事」カテゴリの記事

コメント

サイレントホーネットですか。
ということは、サイレントイーグルの開発は難しいんですかね。

まあ、とにかく早くF-4後継機をきめて欲しいですね。

J20を4~5年で配備ですか。
どうも信じられませんね。単発のステルス機のほうが有りそうに思ってるんですけどね。

みやとん氏
Silent EagleとSilent Hornetの開発両方とも不安材料を抱えます。開発スケジュール遅延と価格高騰は航空機開発の世界ではよくある話なのです。その典型例がF-35なのです。

J-20に関しましてはまだ情報不足ではありますが、前のJ-20初飛行に関する記事で「通行人」氏に表明されている見解が事実だとすると開発はかなり進んでいることになります。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/j-20-8712.html

たしかによくある話でしたね。(笑)

もし、民主党政権が倒れて、武器輸出三原則が変更された場合。
サイレントイーグルの共同開発なんて夢をみているんですけどね。まあ、夢ですが(笑)

J-20自体の開発はかなり進んでいるようですね。
しかし、私が単発機の方が本命ではないか、と考えているのは『母艦機としてJ20は大き過ぎる』というのが最大の理由です。

もうひとつは、旧ソ連でも(大日本帝国やナチスドイツでも)そうでしたが、軍事国家では軍部の要求にこたえる事が第一で、とりあえず要求性能を満たせば良いってモノがでてくることが多々あるのです。
ゼロ戦にしても、ヒットラーがこだわったジェット(爆撃)機にしてもそうでしょう。(ヒトラーがこだわらなければ単発の戦闘機が先に出来ていた可能性もあります)
ソ連にはハリアーもどきもありましたよね。
J20もそういう側面があるのではないか?と思っているのです。

確かにステルス性もある程度はあるでしょうし、速度や爆弾の搭載量もあるかも(!?)しれません。
しかし、機体が高価になりすぎる可能性が高いでしょう。
これは中国人の性格からして、値段の安いモノを本命、あるいは保険として開発しているのではないか、と思わせます。
しかも、中国は空母の開発に血道をあげています。

さらに言えば、J20の情報が多過ぎるのも気に入りません。本当の本命なら隠しておくでしょう。

以上のことから私は単発のステルス機が本命ではと考えているのです。(小型で高出力のエンジンがあれば双発も可です)
空軍は海軍と違うからJ20が本命だ、というかもしれません。しかし、こんな金食い虫を主力戦闘機にするとは思えないのです。中国空軍の予算はどうなっているのでしょうか?(御存知ならお教えください)

それから私がF-15改にこだわっている(F18系を嫌っている)のは、F18は母艦機だからというのもあるのです。
民主党政権下では自衛隊を海外派兵しかねません。
自衛隊員(海保隊員もですが)の命などどうでも良いと思っているのでしょう。
最悪の場合、アフガニスタンで戦わされかねません。その時、F-18系だったとすると、部隊ごとアメリカの空母に載せて連れていきかねません。
民主党は平気で自衛隊員をアメリカに売り渡すでしょうからね。(日米同盟の強化などと言って!)

それはともかく、単に戦闘機としてみた場合、サイレントホーネットはかなり期待のできそうな機体ですね。
もし、高出力で熱と音の問題が解決するとしたら、本命になってもおかしくないでしょうね。(音と熱の問題が解決するとしたらの話ですが)

乱筆乱文にて失礼しました。

みやとん氏
>サイレントイーグル
現在サイレントイーグルは米韓で共同開発が行われています。

>J-20
あくまで空母とは別のプロジェクトです。空母艦載機としましてはSu-33かJ-15が検討されています。中国空軍としましてはあくまでF-22戦闘機に対抗可能な戦闘機開発を目指しています。空母保有、J-20、対艦弾道ミサイルを米国介入阻止の三本柱としようとしている中国側の意図が窺えるのです。その為中国側はむしろ積極的に情報を公開する必要があります。その一方でJ-20やワリヤーグの映像流出にしましてもインパクトはありますが、外観が分かる程度で実際の詳細なスペックはほぼ不明です。従いまして「情報が多過ぎる」ということはないのです。

>「私が単発機の方が本命」
これの具体的なソースはありますか?あくまでみやとん氏の個人的な推測にしか過ぎない嫌いがある様に私には思えます。後半の民主党関連の批判も議論としましては同様の弱さがあるのではないでしょうか。そもそもレベルで自衛隊の能力の限界は自衛隊が一番知っていますし、また米国も自衛隊に何が出来て何が出来ないかもよく知っています。日本の国情もよく理解しているのです。因みに民主党云々よりも小泉政権ではイラクに陸自を派遣しましたね。そして世界的にも評価が高かったインド洋の給油活動を停止したのが民主党です。

>中国の国防費
防衛省にも資料があります。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2009/2009/html/l1232300.html
多数の方々がご指摘のように中国の国防費は2008年より世界第二位です。軍事の研究開発費が国防費に含まれず、海外からの装備購入費も国防費に計上されていないと見られるとの見解も散見されます。しかもその詳しい内訳は一切公開されていません。
中国は世界最大の人口を有するのであり、経済力でも日本を抜き世界第二位となりました。潤沢な資金を軍事にあてがう余裕があるのです。

次のFXはF-18E/Fが本命の様な気がします。現状の2個飛行隊に加え、偵察飛行隊のRF-4Eの後継機(EF-18G?)と併せて3個飛行隊分(60~70機程度)ならライセンス生産も可能と思います。

 性能面からも陳腐化するのも早いかもしれませんがランニングコストも他の候補機と比較して安いですし、財政的にも防衛費の増額も困難な状況の中、決してベストではなくベターな選択だと思います。

 南西諸島の有事の際には、艦載機の特性を生かして各島にある小規模飛行場(下地島以外)にも緊急展開できますし、給油ポッドも配備して不足しているKC-767Jの補助(同機種のF-18と那覇基地に展開しているE-2Cしか給油できませんが)も可能になると思います。

 多用途性も考えるとF-18Eではなくオーストラリア空軍も採用したF-18Fがいいと思いますが・・・

 

UH707氏
初めまして。今後とも宜しくお願いします。

>FX選定レース
国内生産基盤維持の観点と厳しい財政事情を踏ままして、私も今回は第五世代戦闘機を無理に導入する必要性がないとの考え方に傾きつつあります。その一方でロシアや中国で第五世代戦闘機開発が進んでおり、韓国もF-35導入を目指す中で日本のみが第四世代++を導入するのは抑止力に悖るとも考えます。防衛省もこの2つの意見の間で揺れ動いているものと思います。政治は第五世代戦闘機導入の方向に動いていると見受けられる動きもあります。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/f-35-f002.html
特にゲーツ長官が日本側にF-35を導入する様に働きかけていると思われるのも非常に大きく影響するでしょう。

>南西諸島の有事
F/A-18E/Fが有力になりつつある背後には、そういった運用も考慮されているところがあるとのことです(Keenedge氏によりますと空自の空(海)軍化)。

>F/A-18F
偵察機や電子戦機、そして教育用としましては複座機が望ましいと私も考えます。
しかし全てを複座機としますとパイロットが一機につき二名必要(人件費やパイロット育成費用が二倍)となりますので、予算的に厳しい側面もあります。

今回はF-4系の後継機に限定した選択(第三世代→第四世代++と複座機→複座機)しかないと思います。

 F-4の耐用年数も限界点に達しつつありますし、F-35の配備にも遅れが確実な状況では、運用体制の確立したF/A-18系列を(必要最小限)早期に導入する方がより現実的だと思います。

 第五世代のF-35に関してはいずれすぐに機種選定が必要なF-15非MSIP機(3~4飛行隊分)の後継機として導入すればいいと思います。その頃には運用体制が確立し、政治的にも武器輸出三原則の改正の可能性(政権交代?)があり改良型の共同開発(空自の運用体制に即した要撃仕様のF-35J?)の可能性も高くなるはずです。

 第五世代戦闘機(F-35)導入後は、余剰のF/A-18を電子偵察型に改造(オーストラリア空軍を参考)するためにも(EF-18Gを参考に電子機器は国産化)、単座機のF/A-18Eではなく汎用性を重視した複座機のF/A-18Fがよりベストだと思います。

 ところで新防衛大綱では那覇基地が二飛行隊化するにあたり、百里基地の1飛行隊が移動する可能性が高いようですが、首都圏の防空が1飛行隊のみでは不安(最近のロシア機による領空侵犯の増加等)なので、この際偵察飛行隊を改編して戦闘飛行隊化(別表の改正が必要)してはどうでしようか?

 これまでの偵察任務は各飛行隊に偵察ポッドを配備することによりカバーすることにした方が、より迅速的な偵察活動(直近の飛行隊から発進)ができると思います。

 
 素人の意見ですが・・・。アシナガバチ様今後ともよろしくお願いします。


UH707氏
>FX選定
私も今回は繋ぎが必要な状況であると認識しています。それが第四世代++機一本になるのか、それとも第五世代機とのハイローミックスとなるのかは興味深いところです。FXがF4後継機のみになるのか、それともF15非MSIPも兼ねるのかも課題となります。そこは防衛省も決めかねている部分だと思います。

>首都圏防空
そもそもF15非MSIPを偵察機に転用する構想でしたが、その構想を事実上断念した今となっては何か新しい機体を導入する以外にないと考えます。そもそも私はこの構想自体に反対でした。F15Jが単座機であった為です。偵察機は複座機であることが本来望ましいのです。この意味でも偵察機に転用可能なF/A-18が望ましいと考えます。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/1222.html
(ボーイング社F/A-18E/F日本語版パンフレット43頁と61頁も参照願います。上の過去記事「空自新戦闘機に偵察能力付与を検討か」よりPDFにてダウンロード可能です。)

私もまだまだ勉強中ですがこちらこそ宜しくお願いします。

F4EJ改をもっと近代化改修や修繕などで延命や更新してアップグレードやバージョンアップはむりですか

名無しさん
オーバーホールや改修費用を考えますと、新しく製造した方が安くなると考えられます。

アシナガバチ様へ F4EJ改は本当に時代遅れですか?生産再開して近代化改修とか例えばエンジンの品質向上で以前より離陸が早くなったりエンジン熱か上昇が軽減したり騒音が軽減したり私はF4は対地対艦攻撃能力があるためライセンス更新すべきと思います何とか無理ですか、F35が5年位時間がかかるそうですよFX選定でユ-ロファイタ-とかF18 ス-パ-ホ-ネットを日本がライセンス生産したら150億円以上すると思います。どうせ高額ならF35を200機体制にすればいいと思います。 F4を近代化改修して生産して40機体制の3飛行隊で新型ファントムは60億円で愛称はス-パ-ファントムⅢ きっと防衛省てか自衛隊からは無視されるとおもいます、技能を駆使すればSUフランカ-、スホ-イ、中国空軍のコピー戦闘機など怖くないと思います。アシナガバチ様何卒コメント宜しくお願いいたします。

匿名希望氏
それであればF-2の再生産の方がまだ現実味があります。
大変残念ですがF-4の生産ラインは閉じており、部品も不足しつつあります。機体の老朽化も進んでいます。最新のアビオニクスを搭載しなくてはなりませんし、RCS低減も全く考慮されていません。新しくF-4を作った方が安いでしょう。そうなれば単価がかなりの高額になることが予想されます。
また現実問題としてF-4は今回の選定レースで候補となっていません。

選定機種のライセンス生産のコストな180億円近くだと予測してますアシナガバチ様はどう思ってますか。F15Jの近代化改修の枠を幅広くしたり増強したらいいと思います。そしてFX選定を見送りしたらいいと思います無理ですかご返答待ってます宜しくお願いいたします。

匿名希望氏
今までの匿名希望氏のコメントで疑問に感じる部分があるのですが、見積もりの根拠は何でしょう。
F-35はライセンス生産は難しいと思われますが、例えば日本がFX選定でF-35を導入(直輸入)した場合の価格はどの程度でしょう。
イスラエルは導入を決定していますが調達額は概算で1機当たり1億3700万ドル(約117億円)となっており、それが一つの目安ではないかと思います。
「選定機種のライセンス生産のコストな180億円近くだと予測してます」とのことですが、RFPも出されていない段階で候補機種も絞られておらず、正式な見積も提示されていないにも関わらず、この根拠が分かりません。
FX選定に関しましてはF-22導入を目指し今まで先延ばしをし、その間はF-15改修で凌いでいました。しかしF-4の老朽化が進み、これ以上の選定先送りが困難な現状であり、また周辺諸国の最新鋭戦闘機導入/開発も進んでいることを総合的に斟酌し、FX選定が喫緊の課題となっている現状をご理解して頂きたいと思います。

中国空軍の戦闘機はデザインだけみるとコピー戦闘機に思いますがライセンス生産なのですか?日本もコピー戦闘機を開発したらどうかと思います。勿論告訴されない程度、日本ならできる。ハイスペックローテク無理ですか?空中戦の主力はF15だと思いますよ、あと日本のライセンス生産のコストは外国の二倍すると思います過去のコストの歴史をみれば分かります、FX選定は見送りかコピー戦闘機模造品かになると思いますアシナガバチ様ご返答待ってます宜しくお願いいたします。

ローテクからローテクへアップグレードは可能ですかつまりレベル1からレベル2のローテクの枠の中でのレベルアップは可能でしょうか?あとF4の後継機は精密誘導爆発は搭載できますか?専守防衛の都合で機能が外さないといけなくなるような気がします、特に共産党は絶対外せと言ってくると思いますアシナガバチ様はどう思ってますか。 ご返答待ってます宜しくお願いいたします

返信が遅くなり申し訳ありません。
>中国版フランカー
此方を参照願います。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/su-35-f6ec.html
http://wiki.livedoor.jp/namacha2/d/J-11%C0%EF%C6%AE%B5%A1%A1%CA%DD%D3%B7%E211/Su-27SK/Su-27UBK%A1%CB
>コピー戦闘機
日本は中国とは違います。国際社会からの信頼というのは重要なのです。もしライセンス生産で培ったノウハウをそのまま転用するとなれば、それは契約内容違反です。今後の武器輸入やライセンス生産にも支障を来す虞があります。そういったことを考えますと、日本は国際合意を遵守するべきなのです。
>ハイスペックローテク
日本の場合は防衛大綱により保有可能な戦闘機の定数が決まっており、数で勝負出来ません。従って質で抑止力を整備する必要があります。だからこそ当初はF-22導入を目指していました。現代戦に於きましてAESAレーダーの搭載、NCWへの対応、低RCS、HMDの搭載、マルチロール性は必須です。因みにF-15向けのAPG-63(v)3の単価だけでF-15Jの新規を一機導入可能と言われています。そのことからもF-4を更に改良し使い続けることは無意味であることをご理解して頂けると思います(費用対効果)。
>「レベル1からレベル2のローテク」
仰せになられているこれの具体的な意味が私には今一つ分かりかねるのですが、少しずつ改良していくことは可能です。しかし日本は質で勝負するべきなのです。
>精密誘導弾
現行の候補機種は全て搭載可能です。なお空自はJDAMを保有しており、F-2に搭載可能となっています。

F15Jの後継機はどんな飛行機になりますかス-パ-イ-グルは無理ですか?あと米国の政権が共和党にかわったらラプタ-のライセンスが取得できるかもしれません アシナガバチ様はどう思ってますか。俺は自衛隊に入隊したかったです35歳では無理ですね?飛行機にのりたかっです

>F15の後継
まだ決まっていません。ただ下記の様な動向もありますので、参考にしておいて下さい。
第六世代戦闘機日米共同開発の可能性について
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-559f.html

防衛産業 研究会発足 F15後継機を共同開発へ
http://megalodon.jp/2010-1130-1959-40/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101130-00000510-san-pol

F2戦闘機後継、16年度にも開発着手へ 防衛省
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/16-766b.html

現状外国から直輸入となるのか、ライセンス生産となるのか、国際共同開発となるのか、国産となるのか全く何も決まっていません。

>35歳からの入隊
何か余程の大学教授並の技能や知識と共に卓越した語学力を持っているのであれば可能かもしれません(化学、技術、ITなど)。もし誰にも負けないスペシャリストであるという自負があるのであれば問い合わせてみても良いかもしれません。

このサイレント・ホーネットってつまり、インターナショナルロードマップのことでしょ?
空自のF-Xにこの機体を云々書いてる人がいたけど、ボーイング側は空自にこの機体を提示してないはず。CFTとかIRSTとかエンジンの出力向上とか色々魅力的な機体だけど空自で使われることは現段階では考えられないよ。
でも、普通のホーネットでも十分いい機体だと思う。最大荷重7.6Gで運動能力では他の同世代機に劣る。でも、見方の地上部隊や艦船、AWACS機との情報共有能力はかなり高い。
米海軍の人曰く「J-20はF/A-18の敵ではない。キリッ」
F-4EJ(改)の後を継ぐ為には持て余すほどの対地対艦攻撃能力を保有してますし、日本の空を守る任務にふさわしい期待だと思う。

汎用戦士様
初めまして。今後とも宜しくお願い申し上げます。
そうです。メーカー正式呼称はInternational Roadmapです。Silent Hornetは通称ですね。
今回Boeing社が空自に提案したのはF/A-18E/F Super Hornet Block IIの様ですね。私も厳しい財政状況等を総合的に勘案しますと最も無難であると考えます。

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