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2011年9月12日 (月)

海上自衛隊が米国より中古のC-130を導入へ

C130h

(上の写真は航空自衛隊ホームページよりC-130H輸送機 引用元明記の上で転載自由)

 読売新聞が2011年9月6日(火)15時35分に「中古のC130輸送機、海自配備へ…輸送力増強」と報じました。2011年9月11日(日)10:50現在では防衛省のプレスリリース海上自衛隊のプレスリリースには掲載されていません。しかし

 海上自衛隊にYS-11の後継としまして軍用輸送機を導入することになったのは、東日本大震災でYS-11が輸送能力に悖ることが判明した為だと以前の産経新聞の記事今回の読売新聞の報道は報じています。Ys11m(上の写真はYS-11 Wikipediaより 著作権はPublic Domain クリックにて拡大)

 私は以前の記事この報道がもし事実であるとするならば、C-130が最有力候補であろうと予測していました。ランプ扉を有し、数十トンの貨物の輸送が可能であり、厚木から約2千キロ離れた南鳥島にノンストップで物資を輸送可能な航続距離を有する機体で、且つオーバースペックではない機体となりますとC-130しかない為です。今回の読売新聞の報道が誤報でなければ、その予測自体は外れていませんでしたが、しかし中古を導入するとの今回の方針は驚きでした。

 中古ですので、既に完成している機体を最短納期にて導入し、運用開始をすることが可能となります。既に航空自衛隊にて長期間の運用実績がありますので、運用のノウハウや信頼性も問題がありません(恐らく空自と同じC-130Hとなると私は予測します)。C-130Hであるならば評価試験もほぼ不要と思われます。ただ中古ですので今までどの程度の期間使われていたのか、そして機体の寿命がどの程度かの測定は必要となるでしょう。

 2011年8月19日 (金)の当ブログの記事「都心に陸自対テロ部隊拠点を設営へ」でも紹介しました防衛省の8月5日付けの報告書「「防衛力の実効性向上のための構造改革推進に向けたロードマップ~動的防衛力の構築に向けた全省的取組」では南西諸島防衛の為に輸送力の強化が提言されていました。Pap_0116(上の写真はCH-47 ある日の某所にて筆者が撮影)
今回の海自のC-130導入はその一環と言えるでしょう。しかし空自との連携や統合運用も今後の課題となってくるでしょう。

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軍事」カテゴリの記事

コメント

C-1やC-2では、何故ダメなんでしょう?
調達時期の問題だけでしょうか?

ひょうたん氏
初めまして。今後とも宜しくお願いします。
>C-1
まず生産ラインがもう終了していることを考える必要があります(メーカーでもう製造していない製品)
もし今日でも製造しているとしても、基本スペックが新聞で報じられているところの要求されている性能に達しません。
最大積載量は8tであり、航続距離は空荷時:1,300 海里(2400 km) であり、積載重量8 t時:810 海里(1500 km)です。
今回要求されている性能は前の記事を参照していただければ幸いです。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/ys-11-bec0.html

>C-2
C-2が選定されなかった理由は分かりません。ただ前の記事でも述べましたがオーバースペックであると判断された可能性はあります。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/ys-11-bec0.html

こんばんは。
まずは快哉と言わせていただきます。これまでに自衛隊の装備は何が何でも『新品』でなくてはならず、しかも事情が許す限り『純国産』でなければならないという、不文律なのにこれまでずっと守られてきた歪な習慣が続いておりました。
こんなだから『 防 衛 産 業 を 防 衛 す る 為 だ け の 自 衛 隊 』などと陰口を叩かれてましたが、分相応な装備、しかも中古とは思い切った事しましたね。
まー急を要する緊急事態だったからかもしれませんが、もっとイスラエルを見習って余剰兵器や損耗再生兵器をもっと装備していただきたいです。
因みに米海兵隊のCH-46の中には修理を繰り返して40年以上飛び続けてる機体もあるんです!20年で鼻で括った様に『用途廃棄』にするのはいい加減にして欲しいです!

C-2は『今はまだダメ』なのではないでしょうか?
海自はすぐに輸送機が欲しいがC-2は空自優先。
横槍入れても海自への納品は当分先になってしまう。
ならば中古のC-130で時間稼ぎというのは良い選択だと思います。

この中古機の寿命が来る頃には空自向けC-2の製造も落ち着いて、問題もあらかた洗い出され、更に量産効果(ひょっとすると輸出効果も追加)で値段も下がっているでしょうから海自としてもお得な買い物になることでしょう。

Ytokichi氏
こんにちは。今回のC-130中古の導入は逆に言えば日本の財政状況が厳しくなりつつあることの証左かもしれません。今までは経済力もあったので最新装備を導入し続けることが可能でした。ですので私も今回の報道が事実であればC-130Jになるであろうと予想していたのですが、中古導入との判断は正直なところ驚きでした。即納が可能という利点はあると思いますが、逆にそれだけ何らかの危機が差し迫っている(南西方面の突発的衝突?巨大連動地震?)と政府が考えていると見ることも可能です。

天雪氏
はじめまして。今後とも宜しくお願いします。お気付きのことと思いますが、天雪氏の見解はYtokichi氏との見解と相容れないものかもしれません。
誠に申し訳ありませんが私の調査不足、勉強不足により天雪氏の見方を肯定ないしは否定するだけの論拠を私は持っていません。
一つはプライムである川崎重工の製造キャパシティにも左右されると思われます。またこの報道が事実としまして繋ぎであるのか、それとも長期間運用予定であるのかが防衛省より何ら公式発表もございません。従いまして天雪氏の見解に関しましては私には判断が難しいというのが正直なところです。

なんか想像以上に奇策を打った感はありますが、売られてくる機体が悪くなければ・・・上策だったと評価されるかもしれませんね。
C130という機体が、検証すれば意外と運用面整備補給面ではまるのに驚かされます。

間違いなく海上自衛隊はこれまで旅客機を主にYSの後継機として検討を重ねて来ていた訳ですが、一気に方針を変更して中古機に転換した関係者の決断力自体は評価されるべきなんでしょうね・・・
少なくともズルズル主力戦闘機を決め切らない某よりは・・・

そういえば蛇足なんですが、海上自衛隊の米軍における、パートナーは当然海軍なんですが、もし中古機に関して問い合わせるとしたら窓口は海軍のはずなんです。

ということは、売られてくるC130は空軍型とは限らないという説が一部囁かれております。

こんばんは
中古機といってもどの程度の状態のものが売りに出されるんでしょうかね~?
モスボールされてる機体なのでしょうか?
米軍が使ってる機体となると改修頻度が自衛隊とは比べ物にならないのでグラスコックピットになってたりして・・・それだと中古なのに空自の機体より新しく見えそうですが(^_^;)

エンリステッド氏
こんにちは。
どの機体が導入されるのかは最大の関心事ですね。状態が比較的良い機体が買い取れれば大成功と言えるでしょう。
>問い合わせ窓口
流石は目の付け所がエンリステッド氏は違いますね。いつも勉強になります。
しかしその理論ですと空自FXがF/A-18E/Fとなった場合はどうなるのかと疑問に思います。

トニー氏
こんにちは。
それは今後明らかになってくると思われます。良い状態の機体を導入出来れば良いですね。

>スパホの窓口・・・

もちろん最終的には国防省のFMSの担当部署と交渉なんでしょうけど・・・ 装備している海軍とも話しをしないといけないいんでしょうね・・・(そういう馴染みのないとこと交渉するのも海軍機が嫌われる理由の一つですから)
まあどのみちスパホを導入するなら、各要員の訓練のため、米国海軍への留学など、様々な繋がりを持つことになるでしょう。

身近に同じ装備を持つ在日米軍との関係も再構築する必要もあるでしょうし・・・(けどその手の技術アドバイスって有料の場合もあります)。

もしスパホを導入した後に、空自が在日米海軍とどう付き合うか注目ですね。

エンリステッド氏
お早うございます。ご教授有難うございます。もしそうなった場合はUSAFの心中は複雑でしょうね。Keenedge氏は以前に空自の「任務変化、空自の空(海)軍化というべきか」と述べていましたが・・・。
http://keenedge.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/the-strike-figh.html

米海軍のC-130....だと?
わかった!ブルーエンジェルスの支援機だ!
ブルーエンジェルスのショーでは毎度おなじみのJATO付けて短距離離陸。あとイラン大使館救出カチコミ用に試作した逆噴射JATOで短距離着陸。
これなら軽飛行機しか想定していなかった離れ小島への輸送も出来るから島嶼防衛にピッタリ。
もしかして、またしても日本大勝利?

Ytokichi氏
これ↓ですね。
http://youtu.be/A_QCh7xVG6A
そうであれば面白いですね。

海軍型の他に、海兵隊の保有機もありえますね。

R型とか(H型は在庫が少ないという話しもあります)・・・どうしよう売られてきて、よく見たら空中給油型だったら・・・

海兵隊の空中給油機型C-130....だと?
読めた!これは海自の海軍戦闘機航空隊復活への布石だ!
22DDHにF-35B型搭載してその空中給油に使う気だ。
さすがは海自!先の先のそのまた先まで読んでやがる!

エンリステッド氏
そうなったらあらぬ疑いを色々とかけられそうですね。F/A-18E/FがFXに選定された場合は丁度良いかもしれませんが。

Ytokichi氏
私も同じ妄想を一瞬抱きました。

空自のFーXも余ってるタイフーンで急場凌ぎと数的優位の強化。
次を本命の質の強化と二本立てにすべきでしょう。
予算増額は堂々と国会で進めるとしても、今の規模では心細いのは確かです。

Suica割氏
理解できる懸念です。しかし現実問題としまして日本は正面装備の数量が防衛大綱で定められていますので、それを上回る数の装備を保有する事が出来ません。
従いまして質を充実させる必要性があります。

本日の日経Web版に続報が掲載されました。

>C130Rは米海軍が保管する中古の空中給油機KC130Rを輸送機として再利用できるようにした「再生機」。従来は3機の輸送体制だったが、大震災を踏まえ緊急事態への備えとして6機体制に倍増する。C130Rは1機約20億円。防衛省によると「20年以上は使用可能だ」という。

KC130Rの改造機となると、基本的に空中給油配管は残ったままですから、今後、救難へり等への空中給油の可能性が出てくるような気がします。

また、清谷氏が自身のブログで、空自と海自の救難部隊が統合されると明言していましたが、これが現実になると、現在、空自の救難へりへの給油も現実味を帯びてくるような気がします。

ブリンデン氏
はじめまして。今後とも宜しくお願い申し上げます。
情報提供も有難うございます。
>空中給油機能
ただ防衛省の公式発表には「空中給油機能を取り外した」とありますから、空中給油機としての今後の利用は不です。
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/10/14d.html

>空自と海自の救難部隊が統合
中期防衛力整備計画で航空救難機能の空自への一元化に向けた体制整備への着手と、陸自及び空自の高射部隊の統合を検討開始するとしています。
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2010/1217tyuukiboueiryokukeikaku.pdf

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