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2011年10月26日 (水)

平成23年度第3次補正予算(防衛省所管)を読む

 2011年10月21日(金)に第3次補正予算が閣議決定されました。それを受けまして防衛省も補正予算の内容をホームページに公開しています。総額は歳出ベースで約1616億円、契約ベースで約4100億円となっています。

平成23年度第3次補正予算(防衛省所管)の概要 平成23年10月21日 防衛省

 以前に朝雲新聞の2011年9月29日付けの記事「大震災3次補正予算 施設や装備品の復旧と今後の備え1620億円要求 航空機 修理・取得630億円 車両など減耗分に360億円」で報道されていましたが、今回の補正予算は大きく分類しまして三つの柱に分かれています。

1. 施設や装備品等の復旧関連経費(PDF):歳出ベース約907億円 (契約ベース約1,638億円)
①被災しました駐屯地や基地の復旧予算に歳出ベースで約275億円(契約ベースで約384億円)と、②被災した装備の復旧に歳出ベースで約631億円(契約ベースで約1254億円)を要求しています。大きく報じられました津波で被災しましたF-2Bの修理に要する予算は②にて計上されています。F2b(上の画像は3月11日の東日本大震災の津波で被災したF-2B 施設や装備品等の復旧関連経費(PDF)より)

2.活動に伴う減耗の回復及び今後の活動への備えの充実関連経費(PDF):歳出ベースで約563億円(契約ベースで約1,899億円)
①災害派遣活動により減耗した装備品等の回復に歳出ベースで約 357億円(契約ベースで約 892億円)と、②被災地での今後の活動に即応し得る災害派遣能力の充実関連に歳出ベースで約 206億円(契約ベースで約1,007億円)が計上されています。当ブログにも執筆しましたYS-11の後継としまして中古のKC-130Rを6機導入する予算とC-1後継としましてC-2を2機導入する予算は①にて計上となっています。また①及び②でNBC偵察車導入の予算も要求されています。

Nbc
(上の画像は防衛省平成22年度概算要求の概要より、クリックで拡大)

3. 全国的な災害への対処能力の向上関連経費(PDF):歳出ベース約146億円(契約ベース約564億円)
①原子力災害等への対処能力の向上に資する事業に歳出ベースで約 8億円(契約ベースで約84億円)、②災害派遣の際に活動の拠点となる駐屯地・基地等の整備に係る経費に約125億円(契約ベースで約432億円)、そして③その他予算に歳出ベースで約12億円(契約ベースで約48億円の要求となっています)。以前に当ブログにて記事にしましたパックボットやフジ・インバック株式会社「B-Ⅱ型機」の導入は①に予算が計上されています。しかしScanEagleの写真は同資料に掲載されておらず、また言及もされていませんのでScanEagle導入の真偽の程は現段階ではまだ不明です。そして「陸上自衛隊が装備する無人偵察機システムへの原子力災害時に有効なセンサーの装備」 との項目もありました。

233(上の写真は防衛省 平成23年度第3次補正予算案-全国的な災害への対処能力の向上関連経費(PDF)より)

 こうしてみますと今回の補正予算が政府案通りに国会にて承認された場合は、輸送力の大幅な増強と無人機/ロボットの運用研究の開始、NBC偵察車の導入等により、質的な向上につながることとなります。しかしF-2Bの被害は12機を処分、6機を修理という結果となりました(参考記事:2011年9月15日15時1分 朝日新聞)。即ちF-2Bの保有数は減少することとなります。今後これを補填する為にどの様な方策が打ち出されるのか、FX選定にも影響を及ぼすのか注目していきたいと思います。

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コメント

アシナガバチさん、みなさんこんばんは^^

私は逆に考えました。
F-2Bの被害の補填方法は、FX選定によって変わるのではないかと考えます。
ライセンス生産が可能な機体を選定できたのならばF-2B製造はないと思いますがそうではない場合は国内での戦闘機生産を継続するために補完生産されるのではないでしょうか?

FXがライセンス生産された場合はシミュレーターによる代用がなされるのではないでしょうか

昨今のニュースを読む限り、割合に差はあれ、どの機種も一定レベルのライセンス生産が可能な方向に動いています。

スパホ:75%
タイフーン:95%
F-35:?% (ノックダウンおよび一部の主要コンポーネント、主翼等への言及あり)

RoKo氏
大変残念ですが、F-2の生産ラインは閉じられています。Lockheed Martin社のF-22とF-2の生産ラインはF-35の生産ラインに切り替えられています。どの機体がFXに選定されたとしても、F-2の調達再開はありません。

名無し氏
F-35のライセンス生産比率は50%以上との情報が入ってきました。小川和久氏がTwitterでつぶやいています。
http://twtr.jp/user/kazuhisa_ogawa/status/129734927821438976


確か、F-2の場合、ロッキードマーチン社製造分を、仮に日本国内で引き受けて製造しようと思っても、改めて日米交渉が必要という話を聴いたことがあります。
そのため、F-X選定が遅れた際、F-2の再生産がプランとして浮上しなかったのでしょう。F-2が全て日本国内で製造されていれば、状況は違ったような気がします。
素人の見方ですが。

>F-35のライセンス生産比率は50%以上との情報が入ってきました

これが本当ならすごいですね!
今月号の航空ファン見ましたが、主翼などの主要コンポーネント生産とエンジン及び機体の最終組み立てを許可しているけどライセンス生産ではないというようなことが書かれていました。

一部コンポーネントの生産とライセンス生産ってどう違うんでしょうか・・・
自分では同じようにしか思えませんが・・・

イギリスにもライセンス生産は許可していないとのことなので、50%だとしたらかなり破格の条件に思えますね。
keenedge氏ら防衛関係の方のF-35ライセンス生産についての懸念があるので、採用になってもAH-64Dのようにならなければ良いのですが。

ブリンデン氏
これが共同開発の難しい点でもあるのかもしれませんね。当時は米側の貿易赤字が問題化していた時期でしたので、やむを得ないと言えなくもないのですが。

サル沢氏
もしその様な打診があるのであれば、それを書面で確定させることが大事でしょうね。

お邪魔します。朝雲新聞社のWebサイトに第3次補正予算の記事が出ていたのですが、それによると海自のC-130R取得は平成26年3月頃になるそうですね。
同紙の記事によると、YS11M/MA輸送機3機の退役は平成26年11月なので、それに合わせているという内容でした。

しかし、半年ほどで戦力化できるのでしょうか。全く新しい機材ですから、戦力化するためには、1年程度は掛かるような気がします。それとも、半年間で戦力化するための方策があるのでしょうか。

ブリンデン氏
こんばんは。可能な下準備はもう行われつつあると思われます。前の記事でも書きましたが「C-130Rの導入に伴う整備補給態勢の検討の契約希望者募集」も既に実施され、整備面では導入に向けた体制を少しずつ整えつつあるものと思われます。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3029.html
C-130は航空自衛隊で以前より運用されている機体ですので、防衛省としてのノウハウは既にあります。全く運用経験のない機体ではないですし、米海軍からの情報提供もあるでしょう。パイロットも機種転換だけですし、それ程は大きな障害はないかもしれませんね。

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