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2011年10月15日 (土)

海上自衛隊YS-11後継にKC-130R導入を防衛省が正式発表

C130r_2
(写真は防衛省発表のC-130R 主要諸元より 画像はクリックで拡大)
以前より海自がYS-11の後継を導入するとの報道があり、当ブログでも二度に亘り取り上げたことがありました。

海自YS-11の後継に欧米の軍用輸送機導入検討か 2011年7月29日 (金)

海上自衛隊が米国より中古のC-130を導入へ 2011年9月12日 (月)

そしてYS-11の後継に関しまして平成23年10月14日付け防衛省より公式発表がありました。

海上自衛隊YS-11後継機の機種決定について

 これによりますと「米海軍が保管している中古のKC-130Rを米国内において可動状態に再生し、空中給油機能を取り外した輸送機」とのことです。KC-130RはC-130Hを空中給油機に改造しました派生形です。簡単な仕様を防衛省が同時に公開しています。

(参考)決定機種の主要諸元(PDF:60KB)

 またこの決定を受けて、海上自衛隊補給本部が「C-130Rの導入に伴う整備補給態勢の検討の契約希望者募集要項」(リンク先PDF)を同じく平成23年10月14日付けで公表しています。同募集要項によりますと「C-130R(機体、エンジン、搭載装備品を含む。)について、本事業の遂行に必要な次の事項を実施できる体制を有する者であること。」、「ア 補給所要の分析、イ 整備計画の概案作成、ウ 官が実施する後方支援態勢の検討支援、エ 本事業で知り得た知識の保全」を要求しています。尤も「C-130Rについて効率的、かつ、効果的に技術検討を実施できる経験及び技術を有している者であること。」も要求されていますから、実質的に請負業者は決まってくるものと思われます。提出期間は「平成23年10月14日(金)~平成23年10月31日(月)」となっています。

 防衛省では後継機導入に伴い、約150億円を平成23年度3次補正予算案への計上を要求しています。平成23年度3次補正予算案の防衛省の要求内容に関しましては2011年09月28日付けの朝雲新聞の記事「大震災3次補正予算 施設や装備品の復旧と今後の備え1620億円要求 航空機 修理・取得630億円 車両など減耗分に360億円」に概要が報道されていました。平成23年度3次補正予算案に関しましては具体的な内容がまだ関連省庁のホームページには掲載されていませんが、朝雲新聞の報道であれば防衛省の公式発表にほぼ準じた扱いをしてもいいと考えられます(朝雲新聞は実質的に防衛省・自衛隊の機関紙)。またこの朝雲新聞の報道で興味深いのは「空自のC1輸送機2機の減耗回復のためのC2次期輸送機2機の取得」の予算も計上されている事です。そうだとしますと平成24年度予算概算要求と平成23年度3次補正予算案の両要求が認められた場合は航空自衛隊がC2次期輸送機を合計4機、そしてまた海上自衛隊がKC-130Rを6機導入することとなり、大幅な輸送力増強となります。C2(上の写真は「我が国の防衛と予算-平成24年度概算要求の概要」-(PDF:3.4MB)よりC-2次期輸送機 クリックで拡大)

 因みに以前の当ブログの記事海上自衛隊が米国より中古のC-130を導入へ 2011年9月12日 (月) で当ブログの読者の方からこのようなご意見をコメント欄に頂いておりました。

「海上自衛隊の米軍における、パートナーは当然海軍なんですが、もし中古機に関して問い合わせるとしたら窓口は海軍のはずなんです。ということは、売られてくるC130は空軍型とは限らないという説が一部囁かれております。」(エンリステッド | 2011年9月15日 (木) 00時28分

「海軍型の他に、海兵隊の保有機もありえますね。R型とか(H型は在庫が少ないという話しもあります)・・・どうしよう売られてきて、よく見たら空中給油型だったら・・・」(エンリステッド | 2011年9月19日 (月) 00時43分

 このエンリステッド氏の指摘は見事に的中しました。この「空中給油型だったら」との件は半分冗談だったとは思いますがそれも的中しました。尤も防衛省の公式発表によりますと「空中給油機能を取り外した輸送機」とされています。個人的には運用の柔軟性を確保する為にも取り外す必要はなかったと思いますが・・・。800pxkc130s_vmgr152_refueling_vfa97(写真はWikipedia英語版より F/A-18Cに空中給油中のKC-130R、著作権はPublic Domain クリックで画像拡大)

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軍事」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。数多さんのブログから流れてきました。

>個人的には運用の柔軟性を確保する為にも取り外す必要はなかった思いますが・・・。

やっぱりそう思いますよねw
空自はC-130Hに金払って空中給油機能を後付けする流れなのに…。
せめて空自と相談して機体を入れ替えるとか、それなりの調整が本来あってしかるべきだと思います。

だ氏
はじめまして。今後とも宜しくお願い申し上げます。
もし空中給油機能を取り外していなければ、空自FX選定でF/A-18E/Fやユーロファイター・タイフーンが導入された際にも活用可能だったのですがね。

>海空調整

それは多分無駄です。「空中給油機能」だけ見ればそうかもしれませんが、空のCー130は運用開始から増加する海外派遣や様々な状況に対応するために相応の予算をかけて細かい装備をカスタマイズしてきたモノです。そんな海兵隊のお古で保管状態だったモノとは違います。

また海にしろ普段空中給油機として運用するつもりがないなら、それらの装備は性能を悪化させる重り以外の何ものでもありません(何もかもしようとすると必ずしも良い結果を産むとは限りません)。
今回海にまともな輸送機が装備されることで、空の輸送機部隊の負担の軽減となり、結果として全体の効率化に繋がることが期待されます。

>外された空中給油装備

国外で行われることですので、国内と同じではないかもしれませんが、通常自衛隊等で、航空機などで修理などで撤去品が出た場合は官に返還するのが通常です・・・

しかし何で空中給油機能を取り外したんですかね? 今度のFXを考えたら「プローブ&ドローグ式」の本機は必要不可欠の筈。(どう考えたってF-35はナシでしょう)
今までフライングブーム式に慣れていたから、という理由だったら泣き言です! それとも例によって社民・共産に阿ったのでしょうか?

エンリステッド氏
今回の記事の一番の立役者のご登場ですね。
因みに石川潤一氏は「KC-130Rを選んだのは、JP-5燃料で回るT56-A-16エンジン搭載機だからじゃない? ちなみにC-130HのT56-A-15の燃料はJP-4/8。」と燃料が異なることもTwitterで指摘していますね。
http://twtr.jp/user/oldconnie/status/124872137667395585
今回の海自のKC-130R導入は正に動的防衛力の具現化と言えますね。

>土方氏
F-35導入が必ずしも有り得ないとは言い切れません。

MCH-101って、空中受油用の配管は準備されてましったっけ?されていたなら、空中給油機能は残しておいてもよかったかも。

浅はかですけど、深く考えなければ空中給油機構が単に古くなってたからじゃないですか?
使いまわすにはメンテナンスや取り替えの必要性があったと。

流用できるものを無駄にするというのは、何かしら事情が無ければさすがに無いかと思いますよ。
くだらない法的制約があるとかでなければ、海自内でも我々と同様の議論はなされたはずですから。

いずれにせよ、もう少し情報がないと予測というよりも想像の域を出ない議論になってしまいますがw

皆さんのお話は勉強になります。

ところで燃料絡みで、2ちゃんで気になる話が。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1318585507/115
>115 :名無し三等兵:2011/10/17(月) 22:49:09.25 ID:???
> >>111
> 海自でJP-5を使うのは艦載ヘリだけ
> 固定翼哨戒機他の陸上運用する機体にはJP-4を用意している
> ttp://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jmsdf/other/5000g-fueltank-m/5000g-fueltank-m_01.jpg
> ttp://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jmsdf/other/5000g-fueltank-m/5000g-fueltank-m_02.jpg
> ttp://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jmsdf/other/5000g-fueltank-m/5000g-fueltank-m_03.jpg
〉 同じ車両でもそれぞれJP-5とJP-4と大書きしてあるだろ

燃料と言えば、スウェーデンが、リビア戦でイタリアのシゴネラにグリペンを持ち込んだのは良いけど、展開先が海軍基地だった為に、JP-5しかなかったという話がありましたね。

>subさん
>流用できるものを無駄にする

本当に無駄にしたのでしょうか?
上の方が仰るように、使わないものを搭載するのは逆に燃料や搭載容量の無駄使いですし、海外なので詳細不明ながらも、国内ならば取り外した備品は防衛省に返納されるとのことです。ならば適切に保管さえすれば、必要になったときにまたいつでも搭載できるわけでして、それは無駄とは言わないのではないかと思います

海自航空機燃料のお話

原則的に海自のヘリコプターの使用燃料はJP5です。これは発火点や揮発性において安全性が高い燃料です。 なぜこの燃料を使用するかというと、艦艇での運用をするためです。狭く、戦闘等で被害を受ける艦艇で保管する燃料としてはJP5が適切なのです(昔搭載機用のガソリンの爆発で爆沈した空母がありましたね)。

しかしその他の固定翼はJP4を使用しています。JP4は安全性では5に劣りますが、出力・燃焼効率・コストにおいて優れていますので基本的には他幕の航空機もこれが主流です。

余談ですが、海自ヘリが煤けて汚れていることが多いのも燃焼効率が悪いJP5を使用するためです。

今回C130RがJP5仕様だか採用したと言う説を紹介していただきましたが(海兵隊はJP5が主流)多分運用するとしたらJP4で使うのではと推察します。

キンタ氏
英国空軍仕様は空中給油が可能な模様ですが、実質的にはほぼ使われていない模様です。海自仕様に関しましては大変申し訳ありませんが、私の勉強不足/調査不足により分かりません。

sub. 氏、名無し氏
6機全て空中給油機能のみが老朽化していたということは考えにくいので、恐らくエンリステッド氏の分析が正しいと思われます。

だ氏
貴重な情報提供有難うございます。

エンリステッド氏
解説誠に有難うございます。今後とも是非宜しくお願いします。

漠然とC-130Hくらいかなーと思っていたので、まさかのKC-130Rに驚きました。
というかこの機体自体知らなかっただけですがsweat01

空中給油装置は・・・あってもよかったかなとは思います。
国内で外して保管というのもダメなんでしょうか?やっぱり返さないと。

今は使いどころがないですけど、将来的に海自のUH-60にもプローブ付くかもしれないし・・・


F-X用にというのはちょっと微妙じゃないでしょうか。
海自の任務がある中でなかなか空自の思い通りに使えないような気がします。
空自にしても、自分達の都合で自由に飛ばすことのできない海自機を当てにするよりは、自前のC-130HのKC化を進めるかKC-767にHDU取り付ける方が運用上も面倒がなくてよさそうですし。

仮にF-Xでプローブ機が選定されれば、少なくともKC-767にはHDUやブームへのドローグホースアタッチメントの導入があるでしょうしね。

サル沢氏
>海自のKC-130R
その一方でエンリステッド氏の様な見方もあることが事実です。

>FX選定
確かに仰せの通りですね。思い付きで書いたことをお詫び申し上げます。

 アメリカの使っていないKC-130Rの給油装置外して、輸入? 馬鹿じゃないのか?
あるものそのままで、いくらにしろっていうのが中古買うときの常識。
 給油装置のホースとかを新しいのと交換して、少なくとも10年以上は使えるように
するのが、普通だけど。納税者としては、納得行かないよな。
 質問ですが、これの機体内部の荷物を積む部分は、小牧のC-130Hと同じでしょうか?
主翼の下についている増槽に燃料を積むのでしょうから、JP4/JP5どちらでも給油用
燃料は、この輸送機の燃料とは違うものも積載できる。
 質問ですが、P3Cの排気ガスが黒く見えるのは燃えにくい燃料のせい?
 素人一川の防衛大臣らしいというか、民主党らしい。YS-11 3機でやっていた輸送を
6機でこなせるし、小牧の整備でYS-11整備している兵士を派遣して研修させればいいものを、業者丸投げ? MAMORの記事と違うな。厚木の整備は、自前でやっていると
書いていたのに、
 こんな汎用飛行機採用するのに、空だ海だなんてやっているのが情けない。
 最初の特攻隊の関さんの慰霊祭に、陸と海の自衛隊さんが来ていたのだか、偉く、
中がよくなかったそうです。

久我山のチ那ッピー氏
はじめまして。今後とも宜しくお願いします。
>「給油装置外して、輸入」
逆に「それらの装備は性能を悪化させる重り以外の何ものでもありません(何もかもしようとすると必ずしも良い結果を産むとは限りません)。」(エンリステッド | 2011年10月16日 (日) 12時37分)との考え方も一方はあります。

>「少なくとも10年以上は使える」
防衛省は今後20年間に亘り使用の予定です。

>「機体内部の荷物を積む部分は、小牧のC-130Hと同じでしょうか?」
KC-130RはC-130H改造型です。

>「業者丸投げ?」
空自のC-130Hも川重やIHIがメンテナンスを行っています。空自内の整備で出来ることと、本格的なメンテナンス等メーカーで対応した方が良いケースもありますし、そこは使い分ける必要があります。

海上自衛隊のYS‐11の後継機がC‐130Rになる なぜ中古機 航空自衛隊のC‐130H十分ですどうせ航空自衛隊は最新機C‐X輸送機全部配備する C‐1輸送機はスクラプする

イエローホーク氏
全般的な輸送能力の向上ということかもしれませんね。

今月の「航空ファン」誌に海自のC-130R導入に否定的な記事が出ていますね。私見ですが、海自がC-130を運用するのであれば、機材購入は海自予算で行い、運用は空自に委託(運行乗務員も空自に出向)という形にできないのでしょうかね。

もちろん、海自の業務に優先的に割り当てる機数を決めておくという前提ですが。

仮にC-130Hだったら、予備部品や予備機、メンテナンス要因なども共有化できるので、その分、無駄が減るようなきがします。それこそ「事業仕分け」の対象にふさわしいテーマのような気がします。

ブリンデン氏
こんばんは。情報提供有難うございます。さっそく読んでみました。同記事の海自C-130R導入に対する批判は主に下記四点であると思われます。
1.早急に決めすぎたのではないか(選定の経緯が不透明)。
2.他に候補機種があったのではないか
3.国内防衛産業に対する配慮がない。
4.統合運用に逆行

これらの批判に関しましては、
1.日本史上に於いて未曾有の大災害である東日本大震災によりYS-11の老朽化が進んだ。南西方面の緊迫化や大型連動地震の懸念が高まりつつあり、早急に輸送力を強化する必要があった。

2.航空ファンのこの記事の作者はP-1等を列挙していましたが、それではランプドアがあり、数十トンの貨物の輸送との要求を満たさない。

3.この筆者の列挙した候補機種では要求性能を満たさないので、国内防衛産業の関与はそもそも困難。川崎C-2であれば議論の余地あり。

4.これに関しても議論の余地があるが、海自のカウンターパーツはUSNであった為、窓口がUSNとなり、そうすると空自と違った選択となった可能性はある。

ブリンデン氏のご提案になられた件も4がネックとなるかもしれません。さらに付け加えるならば防衛大綱の定数の問題もあります。

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