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2011年11月25日 (金)

米空軍のF-15改良計画に思うこと

 Flightglobalに2011年11月23日(水)10:51付でUS Air Force looks to dramatically extend F-15 service life(米空軍がF-15の寿命の大幅延長を検討)との興味深い記事が掲載されています。下記に一部抜粋と翻訳を行います。

-------------------------------------------------------------------
Boeing has launched a four-year structural analysis of the US Air Force F-15 fleet, with the aim of doubling to quadrupling the service lives of the two major variants.
F-15主要二機種の寿命を2倍から4倍に伸ばす目的でボーイング社は米空軍のF-15飛行隊の4年間の構造分析を開始した。

The USAF has also revealed new interest in critical avionics and mission system upgrades for the 40-year-old airframe, as it seeks to keep at least some of its 414 F-15C/D fighters and F-15E fighter/bombers flying for decades to come.
414機のF-15C/D戦闘機とF-15E戦闘爆撃の少なくとも一定機数を数十年に亘り運用し続けることを目指し、運用期間が40年間に亘る機体の主要アビオニクスと作戦システムの能力を向上することにも米空軍は新たに興味を示した。

Boeing's tests will determine if the service life of the F-15C/D can be extended from 9,000h to 18,000h, Jones said. The service life of the F-15E was originally set at 8,000h but could potentially be raised to 32,000h after the tests are complete.
ボーイングによる試験はF-15C/Dの寿命が9,000時間から18,000時間に延ばすことが出来るかを決定付けるであろうとJones氏(ボーイング社)は述べた。F-15Eのそもそもの寿命は8000時間に設定されていたが、試験終了後には潜在的に32,000時間に延ばすことが出来る。

If the USAF peacetime annual flight-hour average is set at 300h, the service life increase should keep both models flying for several more decades.
米空軍の平時の年間飛行時間が300時間に設定されていると仮定し、寿命延長は両方の機種を数十年に亘り飛行させ続ける筈である。

The USAF is also considering a significant capability upgrade for the entire F-15 fleet. The aircraft now rely on three ageing systems for self-defence - the ALR-56C radar warning receiver, ALQ-135 jammer and ALE-45 countermeasures dispenser. On 20 November, the USAF issued a "sources sought" notice for a digital electronic warfare system.
米空軍はF-15飛行隊全てに大幅な能力向上を検討している。同戦闘機は現時点で3種の老朽化した自機防衛システムに頼っている-ALR-56Cレーダー警戒受信器、ALQ-135ジャマー、そしてチャフ/フレア散布装置である。11月20日に米空軍がデジタル戦闘システムの"sources sought" notice 供給元探究告知を発布した。

The self-defence upgrade, which the USAF calls the eagle passive/active warning survivability system (EPAWSS), is included in the service's next five-year spending plan, but funding will not be assured until this year's final budget reviews are complete in January, Jones said.
米空軍がイーグルパッシブ/アクティブ警戒生存性システム(EPAWSS)と呼称する自己防衛向上は、今後5年間の支出計画に含まれているが、その予算は1月に今年度の予算最終見直しが完了するまで確定しないであろうとJones氏(ボーイング社)は述べた。

Preserving and upgrading the F-15 fleet would mark a sharp departure in USAF plans. Less than two years ago, Lockheed Martin officials talked openly of replacing the F-15E with the F-35A Lightning II.
F-15編隊の保存と能力向上は米空軍方針の大幅転換となるであろう。2年弱前にはLockheed Martin社の関係者はF-15Eの後継をF-35A Lightning IIにすることを公言した。


(引用及び翻訳終了)
-------------------------------------------------------------------
 この記事で最も注目したのは太字の最後の段落です。これに関しましてもやはりFlightglobalに記事があります(2010年02月04日 01:02"Lockheed Martin sees F-35A replacing USAF air superiority F-15C/Ds")。私も以前よりF-35をF-15の後継とする事にはやや懐疑的でした。F-35は第五世代機としましてF-15にはない数多くの能力を有します。しかし空戦に勝つことのみをドクトリンとして設計され、大推力のエンジンを双発としたそのF-15の機体は、将来的にも十分通用するというのが私個人の見解です。その機体の大きさと大推力エンジン双発搭載により、F-15Eというマルチロール機も誕生しました。960pxusaf_f15e_strike_eagle_iraq_19
 
(上の画像は英語版WikipediaよりF-15E 著作権はPublic Domain クリックで拡大)
 それではこのFlightglobalの記事で言及されていますEPAWSSとはどういったものなのでしょうか。少し調べてみましたところ、資料としましてはやや古いのですが、Air National Guardにより2007年11月に発行されましたThe FY09 Air National Guard Weapons Systems Modernization Requirements (2009年度予算空軍州兵武器システム近代化要求事項-リンク先はPDF-)の第63頁から第70頁にF-15戦闘機の改修に関します若干の説明があります。詳しい仕様には言及が勿論ありません。しかしそこには改修要求には下記のリストアップがあります。

AESAレーダー搭載:APG-63(V)3

VCC+ (Very High Speed Integrated Circuitry Central Computer (VHSICC) Plus):超高速統合回路セントラルコンピュータ

JHMCS

Infrared Search and Track (IRST) system:IRST

Raptor (F-22A) Data Link Integration:ラプター(F-22A)とのデータリンク統合:Link 16

EPAWSS

EGI (Embedded GPS/INS):内蔵GPS/INS

220E Engine kits - Modifies F100-PW-100 to the -220E configuration:220Eエンジンキット:F100-PW-100から-220E仕様への改装

また2008年度のRobins Regional Chamber of CommerceのAerospace Industry Committee (AIC):ロビンズ地区商工会議所(ジョージア州ヒューストン)の航空宇宙業界委員会(AIC)の資料には下記のF-15改修の分かりやすい図が掲載されています。出典は同委員会の"F-15 Weapon System"(PDF)より クリックで各画像拡大F15cd

F15e_2
 ここから分かる事としましては、米国はF-15にこれらの改修を施せば、まだ数十年は今後の脅威にも対処が可能と考えているのかもしれません(第一線ではF-22とF-35が投入されるでしょうが)。

 ここで疑問なのが日本の次期戦闘機(FX)との関係です。日本が次期戦闘機にF-35戦闘機を選定した場合にF-15非MSIPの後継にも充てるべきとの見解が一部に散見されます。

(下記画像は2011年10月27日22:31の軍事アナリスト小川和久氏によるTwitterでのつぶやき クリックで拡大) Kazuhisaogawa201110272349_2

 確かに非改修のF-15であれば微妙な判断かもしれませんが、AAM搭載数と航続距離がF-15とF-35では大きな差があります。
(下の画像はWikipedia英語版より航空自衛隊F-15J 著作権はPublic Domain クリックで拡大)

1280pxjapan_air_self_defense_force_
F-35A
AAM:中距離空対空誘導弾×4発(ステルス性重視時。但し内部搭載可能なAAMの数を6発に増やす構想があります)
戦闘行動半径:1090Km (2011年05月12日 19:21のDefense Newsの報道"F-35's Range Falls Short of Predictions"によりますと1082Kmの航続距離であり、1090Kmを達成出来ない見込みとの事です)
(下の図面はWikipedia英語版よりF-35Aの三面図 著作権はPublic Domain クリックで拡大)

800pxf35a_threeview
F-15C
AAM:中距離空対空誘導弾×4発+赤外線誘導式短距離空対空誘導弾×4発
戦闘行動半径:1967Km

これらの数値を許容できるかどうかは議論の余地があると考えます。因みに航空自衛隊のF-15JのMSIP対応には下記の改修が加えられています。
(下の画像は防衛省「平成20年度予算の概要」(PDF)より クリックで拡大)

F15
形態Ⅰ型
1.セントラルコンピューターの再換装
2.APG-63(V)1へ換装、(v)3への再改修も容易である。
3.空調設備と発電装置の改良
4.AAM-4Bの運用能力獲得
5.通信装置への電波妨害対処機能付加
6.飛行記録装置の搭載
7.射出座席の改良
8.戦闘機戦術データ・リンク(統合戦術情報伝達システム(JTIDS)/TADIL J)の搭載に向けた空間と配線の確保

形態Ⅱ型
1.ヘルメット装着式表示装置(HMD)の搭載によるAAM-5の完全な運用能力獲得
2.戦闘機戦術データ・リンク(統合戦術情報伝達システム(JTIDS)/TADIL J)の搭載

「自己防御能力の向上」
1.統合電子戦システムの搭載(レーダー警戒・電波妨害・射出型妨害の3装置の能力向上)。射出型妨害装置(チャフ・フレアディスペンサ)はAN/ALE-45JからAN/ALE-47へ換装する。
(下の画像は防衛省「平成22年度予算の概要」(PDF)より クリックで拡大)

F15j_2
IRST搭載(下の画像は平成24年度防衛省予算概算要求(PDF)より クリックで拡大)

F15j_irst_2 日本も次期戦闘機とF-15の関係に関して熟考する必要があります。今回の米空軍のF-15長期運用構想に関する最新動向は日本も参考資料とするべき材料となるでしょう。

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軍事」カテゴリの記事

コメント

確かによく考えてみるとPre-MSIPの後継にF-35というのは合わない気がしますね
それにMSIP機が酷使されPre-MSIPのほうが飛行時間が短いというのも聞きますしこれを考えるとPre-MSIP機の寿命は意外と長いのかなと思います(アメリカでのこの試験がうまく行けばさらに伸びますし)
F-XはPre-MSIP機の後継を考えなければ40機ですしF-2のAAM-4改修も安いのでこの調達ペースだとすぐに終わりそうなのでそれならPre-MSIPの機体寿命に余裕があるものを少数機であったとしてもお金をかけてF-15J改相当に改修してもいいんではないでしょうかね~
Pre-MSIPからの改修はかなりの手間とお金がいると聞いていますがただでさえ数少ない作戦機と防衛予算を有効に使うのなら無駄では無いと思います。
AAM-4とAAM-5にHMDの組み合わせはかなりの戦力になりますので

ミサイルの数はともかく、F-15の戦闘行動半径をドロップタンク無しでまともに継承しようと思えば、殲20ぐらいの大型化が必要なような気もしますが。

トニー氏
Pre-MSIP機には自衛隊デジタル通信システム(JDCS(F))と呼称されます簡易式のデータリンクが装備される予定です。
http://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/20/jizen/sankou/13.pdf
各種改良に関しましては費用対効果を見て判断するものと思われます。
F-35の第五世代としての特色を重視するのか(ステルス性、C4I、電子戦)、純粋にF-15の機動性、航続距離、AAM搭載数を重視するのかは非常に判断に迷う部分ではあります。

名無し様
航続距離に関しましては、広大な領海とEEZを有する日本にとり重大な要素ではあります。
そうだとしますと結局は増槽を装備するしかなく、その分はステルス性が損なわれてしまうのですよね。そうしますと第五世代戦闘機を導入する意味合いが若干薄れてしまいます。センサー類、電子戦能力、コンピュータ、データリンクの話であれば第4.5世代戦闘機でも良いのではという話になります。
これがもしF-22(双発機で機内燃料がF-35より少ないF-22の航続距離はF-35よりも更に短い)であれば、コブラやクルビットも可能なその機動性、スーパークルーズ能力、ステルス性維持しつつAAMを8発搭載など、欠点を補って余りある能力を有します。だからこそF-22導入を私も切望していましたが、死んだ子の年を数えても意味がありません。

Internal fuel /Thrust/loaded weight full fuel / 50% fuel
F-22 18,000 lb (8,200 kg) / 1.09 / 1.26
F-35A 18,480 lb (8,382 kg) / 0.87 / 1.07
F-35B 13,300 lb (6,030 kg) / 0.90 / 1.04
F-35C 19,600 lb (8,890 kg) / 0.75 / 0.91

F-22 loaded
6 AMRAAM + 2 AIM-9X + 292 kg(機関砲弾)

F-35A 4 AMRAAM + 機関砲弾
F-35BC 4 AMRAAM(+ 機関砲ポッド + 機関砲弾?)

F-35ABCの武装状態については正確な記述見つかりませんでした
特にBCについてはAMRAAM4発のみの可能性有

これだけ見ても、やはりまぁF-22は凄いですね。化け物ですかね。
アシナガバチ氏ご指摘の通りF-22のほうが燃料搭載量は同等でも足は短そうです。

F-22をF-X本命と考えていたからF-35の航続距離も許容できるという見方もできますね。

※上のデータはen.wikipediaのものです。
正確な数値は各サイトによって若干差があります。

将来的には、空自のMSIP機のF-15J/DJのレーダーをAN/APG-63(V)3にするという事も考えて良いかもしてませんね。F-Xが配備が進めば、飛行隊もある程度、シャッフルした配置転換などしても良いと思います。米軍も、F-15C/Dを州兵などにより回すんですかね。将来的には。

kalinin氏
わざわざご確認有難うございます。武装、F-22に関してはスーパークルーズを行う/行わないで航続距離は大きく異なってくると思われます。

キンタ氏
>AN/APG-63(V)3
検討はされているものの、価格の問題がある模様です。私もFXの空自納入がある程度進んだ段階で、シャッフルはあり得ると思います。

上のThrust/weight rationはリヒート使用時の値です
高度、気温とかは不明ですが恐らく各機最適な状態でしょうね。
調べた理由は戦闘行動半径などが見つからなかったので目安のためです。
増槽抱かないF-22は意外と足が短いんですね

F-15C 13,455 lb (6,100 kg) internal / 1.12 (Thrust/loaded weight full fuel )
Thrust/weight ratioでした。F-15Cさすがというべきですか。
記事の趣旨から逸脱してますね。これ以上は控えます。

F-15延命/改修にかかる費用がどれくらいになるか気になります。


kalinin氏
再度のコメント有難うございます。費用に関しましては申し訳ありませんが、私も詳細は存じません。F-15改修は州によってもバラつきがある模様です。費用対効果を見て米国にしろ空自にしろ判断することになるのでしょうね。

アシナガバチさん、みなさんこんにちは

個人的には、F4の置き換えはF-15Eを推していたのですが残念ながら選から漏れてしまいましたけど。

航空自衛隊で弱い爆撃能力を補えるのは魅力的ですし、マルチロールのバランスでは現状最上の選択に思います。

「第五世代としての特色」のうちステルス機能以外は改修により付加ができる可能性が高いですしね

F-15のを基本として、ステルス機能が劣るだけの

「スーパー第4.5世代」

の選択もありにおもいます。

そのためには、対ステルス戦闘の方法を確立する必要はありますから
候補の三機種のなかではF-35かなとはおもいますがどちらにしろ中途半端なチョイスは利点を損なうだけになるように思います。

その上で、既存のf-15改修は良い選択ですよね
F-35の導入がF-15の要求任務を全て補う物ではありませんし外装では利点を大きく損なう可能性がありますから

米軍のB52爆撃機が長年にわたって使用され続けた理由の一つに同機の要求任務を
補う後継機が無かったようにF-15の後継は(F-22がクローズした現状では特に)適切泣きたいがないように思います。

どうもです。いつもながら海外の興味深い、軍事関連の記事の翻訳及び紹介、参考になります。

>Fー15延命事業
面白いですね。Fー15は要撃戦闘機の理想を追求した一つの到達点ですのでまだまだ使えない訳ではないです。レッドフラッグ演習でも、MRMの実弾射撃演習でも、未だにFー15の成績がトップのようです。
しかし・・・一応、長寿命で理屈上は50年使えるとか以前から言われてましたが・・・私は高Gで機動を行うFー15って、本当にもともとの設計以上に長持ちするのか今ひとつ信じられません(そんなことは無いんでしょうが)・・・
しかし現行のステルス戦闘機のへの不満の裏返しとして、この手のプランって出てくるんでしょうね。
日本も中国への対抗策として戦闘機定数の増備が検討されたら、海の潜水艦と同じく、Fー15の延命運用は十分有り得る話しです。
>Fー22>航続距離

ウ〜ンこの戦闘機を有効に運用するには空中給油機の手厚い支援が必要で日本には使いきれない説を強調するような話しですね・・・

11月16日に、ボーイングとユーロファイターがF-Xで共同記者会見を行っていますね。ロッキードが都合上不参加というのも、気になりますが・・・。

F-15Jは、F-15Cがベースになっていますから、CFTが搭載できるはず。それならば、航続距離の増大や、アビオニクス近代化のスペースの増大も期待できるかな?
でも長すぎる航続距離が、問題になってくるか。

RoKo氏
こんにちは。
私もF-22導入が叶わぬ夢となった時点ではF-15FXないしはSEを希望していました。ただF-15E系統はWSOを必要としますので、そこがネックとなっているのかもしれませんね。
今回のF-15寿命延長と改修はUSAFもF-35ではF-15の全ての能力を補うことが出来ないと考えている証左かもしれません。本格的な後継は第6世代となるかもしれません。

エンリステッド氏
こんにちは。海外は情報が早いですし、国際情勢や軍事に関しましては日本よりも良質の情報が多いです。この前にtwitterでもつぶやかれていましたが、海外ではカダフィ大佐の死亡がトップニュースなのに対し、日本のマスコミはAKB48を報じていたとの事です。まあ善し悪しはそれぞれあると思いますが・・・。
>F-15
Boeing社にて疲労検査を実施しますので、メーカーとしての見解はまた出せると思います。ただ必ずしもメーカーの見解=現実の事象とは限りませんのも事実なのですしね。
>F-22
空中給油機やコーティングの問題など、ステルス機には問題山積とのことですね。F-22に関しましてはアフガニスタンやイラクはおろか、リビアの軍事作戦にも投入出来ず、USAFでは余り活躍の場がない模様ですね。しかも今でも酸素供給システムの具体的な解決策を模索中で、もし安倍政権時にF-22を導入出来ていたら今頃は大変な問題となっていたかもしれません。

キンタ氏
因みに提案書提出の際も何故かLockheed Martinだけプレスリリースがありません。

ユロ氏
はじめまして。今後とも宜しくお願いします。
「長すぎる航続距離が、問題になってくるか」
それは政治的な問題ですか、運用上の問題ですか、それとも技術上の問題ですか?
日本がそこまでの航続距離を必要とするかどうかであくまで判断するべきだと考えます。USAFでもF-15CにCFTを装着することは余りないはずです。

CFTはそれほど夢のある装備ではないようです。
F-15EもF-15C同等の最高速度mach2.5出るとありますが、
これはCFT外した状態です。積んだままだと1.8も出ない。
当然加速も運動性能も低下するでしょう。

要撃任務には向かなくなるのでCにはつけないんでしょうね。

CFTでの問題は、政治的な面で考えていました。
昔の航空ジャーナルの出していた年鑑「世界の軍用機」のCFTの広告のイメージが強かったので、航続距離は伸びるし、飛行性能の低下もほとんどないものと思っていました。

kalinin氏、 ユロ氏
こんにちは。どうしても幅面積が増える分はdragが増えますし、重量も増えますから性能が落ちるかもしれませんね。

今回の延命の記事で考えてしまうのは、やはり松島で失われた訓練用のFー2の件です。

FーXが複座を持つ機体ではなく、もしFー35が選定されたなら・・・ 米国からFー15D型を中古機を必要数輸入して高等練習機をFー15に一本化するのが良いのでは愚行します。

そうしないと空の戦闘機の種類が増えすぎて・・・

#初めて投稿いたします。

F15を長く使い続けることは、可能であれば、是非考えるべきかと思います。検討中のFXのどれも、要撃戦闘機としては、F15に及びませんし、予算削減も大きな課題です。

F15JにCFTをつける場面としては、メインパイロンにSSMを搭載するケースは考えられないでしょうか?増槽が2本つけられなくなる代わりにCFTを搭載するものです。この場合のねらいは、F15に対艦攻撃能力をもたせF2を補助することです。

SSMx4を搭載する80機のF2に、SSMx2を搭載する(例えば)100機のF15改が加われば(さらにFX 40機)、敵勢力が着上陸作戦をするには、大きな障害となります。F2 80機だけなら、基地への巡航ミサイル先制攻撃や潜入破壊工作だけでも、かなり減らせそうですが、200機あまりを落とすとなると、装備も時間も圧倒的に大変になります。総合的に防衛力の向上に役立つかもしれません。

#FXは、F35もF18も、SSMとの相性が、必ずしも良くなさそうなので。EFは分かりませんが。。

防空の点からは、F15にCFTはあまり意義はなさそうですね。航続時間が増えてCAPの効率が高まるくらいでしょうか。F15を近代化するなら、同時にSSMを、ついでに、CFTを、という、ちょっとヨコレスでした。。

 横resでごめんなさい。要撃任務のF-15CがCFTを装着していた例として、かつてアイスランドのNASケフラビクに駐留していた57FISの機体が挙げられます。周囲が海なので高い航続力が必要だったのでせう。
ttp://www.rob.clubkawasaki.com/jas3365.jpg
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/27/F-15C_57FIS_Tu-95D_1987.jpeg

 余談ということでひとつ。

エンリステッド氏
F-2の生産ラインが閉鎖されてしまった今となっては、複座機はF-15DをUSAFから輸入するしかないかもしれませんね。実はAviation Weekに日本の選択肢としてありうる旨の記事が掲載されたことがありました。
http://www.aviationweek.com/aw/generic/story_generic.jsp?channel=aerospacedaily&id=news/asd/2011/04/29/01.xml&headline=F-X%20Bidders%20Could%20Gain%20From%20Tsunami%20Damage&next=0
"accept a reduction in aircraft numbers, build replacement F-2Bs, acquire Boeing F-15Ds from U.S. stocks, or add units to the F-X program."
減少を受け入れる、F-2Bの追加調達、米国の在庫よりF-15Dを入手、FXを追加
なお、運用機種の種類が増えすぎる懸念がFX選定に影響を及ぼす可能性に関しまして数多久遠氏が執筆しています。
http://kuon-amata.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/f-15fxf-35-1353.html

ドナルド氏
はじめまして。間違いであれば申し訳ありませんが北大路機関 常連のドナルド氏でしょうか?今後とも是非宜しくお願い申し上げます。
F-15をASM搭載搭載のマルチロール機化するとしましても、今度はパイロットをマルチロールに出来るかどうかが問題となります。また海自も高度の対艦攻撃能力を有し、陸自にも88式があります(日本は旧ソ連並みの同時多方面からの対艦攻撃が可能な国)。
F-35はステルス性を維持しつつ、機体内部にKongsberg社製のJSM対艦ミサイルを搭載することが出来ます。

KWAT氏
初めまして、今後とも宜しくお願い申し上げます。せっかくのコメントがフィルターでスパム扱いされていた事を深くお詫び申し上げます。貴重な情報有り難うございます。

こんにちは。ご推察通り、北大路機関に時折コメントしているドナルドと同一人物です。よろしくお願いいたします。

我が国の対艦攻撃能力が既に高いレベルにあること、F35にASMを搭載できる事はおっしゃる通りですね。(JSM、採用しますかね?あくまでF35がFXとなったときの話ですが)。パイロットのマルチロール化は世界の趨勢なので、考え方の問題だと思います。保有機の2/3が防空専用というのは、空自の際立った特徴なので、すこしそれを緩和する意図もこめた提案でした。CFTに軸足をおいた改造提案の側面が強いので、強く主張するものではありません。

しかし、F15の飛行時間が16000時間になる場合(にわかには信じ難い)、これは倍増ですから、F15の新品を買うようなものです。この件が本当に実現するのであれば、MSIPだけでなく、pre-MSIP機(の一部)にも、本格的な改造(FCS update +新エンジン)を考えることになるかもしれませんね(きちんとコストを投入して改造する案)。

推力偏向装置とか、魔改造ももわもわと妄想されますが(笑)、実際にはFCSとデータリンク、あとはヘルメットマウントディスプレイとか、そういった細やかな地に足の着いた改造の方が、はるかに有効だと思います。

ドナルド氏
こんにちは。
>JSMを採用するか。
少なくともF-35を導入するのであればAMRAAMとAIM-9Xの導入も必要となりますね。
XASM-3がF-35に搭載可能かどうかは分かりません。(XASM-3はARM能力もありますので、敵の広域防空艦や空母にとってはかなりやっかいな存在です。レーダーを切らないとそのまま突入してくるし、レーダーを切ったら「戦場で目をつぶる」ことになります。)

>保有機の2/3が防空専用
日本はロシア、中国、北朝鮮の脅威に直接晒されています。そこは欧州とは若干状況が異なります。日本は高い防空能力と対艦攻撃能力を維持する必要があります。

私もF-15はかなり好きな機体ですので、可能な限り「魔改造」をして頑張って欲しいものですね。

IRSTの追加や、レーダーの(V)3化も重要ですけど、強度部材の正確、かつ簡便な寿命測定法や、リペア法も進めて欲しいです。

ユロ氏
こんばんは。安全第一、品質第二ですしね。ボーイング社も事故だけは避けたいでしょうから、シビアな検査を実施するとは思います。

F-35のクラックの問題が事実だとすると、先月の共同記者会見に。ロッキードが不参加だった理由も読めました。11月末にも機種決定だとかって言われていたのも、未だに何の音沙汰もないのも、F-35Aで決まっていた出来レースだったのかと、勘ぐりたくもなります。F-35Aが駄目だとすると、F/A-18E/Fかタイフーンしかない訳で・・・。今年中に決まるんですかね。決めなければ駄目ですが・・・。F-15J/DJのアップデートも必然的に出てきましたね。

キンタ氏
こんばんは。クラックは事実です。問題はそれが判明したのは何時なのか、深刻さはどの程度なのかなのです。
FX選定が11月末に決定するとの話は石川潤一氏によりますと防衛省として決めるのが11月で、政府として決めるのは12月に入ってからとのことです。
出来レースかどうかと問われますと、その答えはYesでありNoであると私は思います。日本は遅かれ早かれF-35を導入するのです。それがただ単にF-4の後継か、それともF-15 Pre-MSIPの後継になるのかのタイミングの問題なのです。周辺諸国が第五世代戦闘機の開発/配備を進める中で、日本だけが第五世代戦闘機を保有しない選択肢はありません。

http://www.northropgrumman.com/Capabilities/EPAWSS/Pages/default.aspx
にEPAWSSについてのってますね。
米軍はお金ないしF-15はアップグレードされず退役でF-35orF-15Eで置き換えみたいな感じになるんでしょうかね?

VF-213様
貴重なソース有り難うございます。
米国は厳しい財政難に直面しており、そうだとしますとむしろレガシーな機体の改修に力を入れるかもしれません。ただその一方でF-35の開発、配備は確定していますので、それも動かないと考えます

VF-213様

 いつもお世話様です。返信が遅れまして誠に申し訳ありません。これを見ましても少しずつF-15C/D/Eの改良は段階的に継続しており、今後も長期運用となることは間違いがなさそうですね。

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