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2012年1月22日 (日)

米海軍が文書でF/A-18E/F後継に言及

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(上の写真は英語版WikipediaよりEA-18G 著作権はPublic Domain 画像クリックで拡大)

 2012年01月18日21:14:09 ESTのNavy Timesの記事"Navy document plans future of carrier air wings"(「海軍の文書が空母艦載機の将来を計画」)に米海軍がF/A-18E/Fの後継を計画しているとの非常に興味深い報道が掲載されました。下記にその記事の内容抜粋と翻訳を行います。
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By 2032, the Navy’s fleet of F/A-18E/F Super Hornets fighters and new EA-18G Growler electronic attack jets will have begun to be replaced by new types, a new document called Naval Aviation Vision 2012 reads.
2032迄に海軍のF/A-18E/F Super Hornet戦闘機とEA-18G Growler新型電子攻撃機が新型機により置き換えられると"Naval Aviation Vision 2012"と呼ばれる新たな文書に記載されている。

The Navy will consider manned, unmanned and optionally manned aircraft to replace the long serving Rhino, as the F/A-18E/F is known to carrier deck crews. The Super Hornet will begin to reach the end of its service life around 2025 and must be replaced. The document says a competitive fly-off will be held at some point in the future.
空母デッキ乗員にはF/A-18E/Fとして知られる、長期間に亘り運用されてきたライノの後継として海軍は有人機、無人機、そして有人機ともなる無人機を考慮するであろう。Super Hornetは2025年前後に寿命の終焉に達し始める予測であり置き換えられなくてはならない。文書は競争的な性能比較飛行試験が将来的に実施されるであろうとしている。

The Super Hornet-derived EA-18G will also start being replaced by a new aircraft, but the document offers no further details.
Super Hornetの派生型であるEA-18Gも新たな機体により置き換えられるとしているが、文書は更に具体的なことは言及していない。

(引用及び翻訳終了)
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 この記事のおおもとのソースは記事にもあります通り海軍の文書"Naval Aviation Vision 2012"(PDF)です。この文書には米海軍/海兵隊の各航空機の後継機が図解されています。

(下の各画像はその文書より、クリックで拡大)Replacement_for_fa18ef

Replacement_for_ea18g

Replacement_for_av8b_2 

(UCLASSとは"Unmanned Carrier Launched Surveillance and Strike"の略で無人航空母艦発艦偵察攻撃機とでも訳すべきでしょうか-2018年頃に配備予定-Navy Timesの記事ではX-47Bの技術が応用されるのではないかとしています。 MAGTFとは"Marine airground task force"の略で海兵空陸任務部隊と日本では訳されている。下の動画はYoutubeに投稿されたX-47B飛行の様子)

この文書には各後継機の具体的な仕様の記述がありません。しかしF-35と無人機、そして第六世代機の混成となるでしょう。第六世代機に関しましては以前も当ブログで執筆したことはありました。

「第六世代戦闘機日米共同開発の可能性について」 2011年2月24日 (木)

 この記事でも述べましたが、まだ第六世代機の概念は確定していません。しかし第六世代機に関しては各メーカーで計画されています。最近も新たな動きがありました。Lockheed Martin社がジャーナリスト等にメールで配布しました2012年度のカレンダーの2月にLockheed Martin社が想像するF-22戦闘機の後継となる第六世代戦闘機の画像が掲載されていた模様です。その旨はFlightglobalの2012年01月04日9:22の記事(画像あり)に掲載されています。FlightglobalがLockheed martin社に取材しましたところ、Eメールで下記の返信があったとの事です。

"Greatly increased speed, longer range, extended loiter times, multi-spectral stealth, ubiquitous situation awareness, and self-healing structures and systems are some of the possible technologies we envision for the next generation of fighter aircraft. "
速度の大幅な向上、航続距離延伸、ロイター飛行時間の延長、マルチスペクトルステルス性(レーダーだけだはなく視覚、聴覚に対してもステルス性があること)、ユビキタスなsituation awareness、自己修復構造及びシステムが次世代戦闘機の機体に我々が想定する幾つかの考えられる技術である。

 日本も将来的に第六世代戦闘機の開発に着手する可能性は非常に高いと考えられます。その方向性を考える上でもこれらの動向は非常に興味深いと思われます。今後も我が国を取り巻く安全保障環境は厳しくなることが予想されます。

尖閣「核心的利益」と中国 日本政府、影響を注視 (2012年01月21日 20:03 共同通信)

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コメント

お久しぶりです。

Flightglobal社の記事を読みましたが、LMは早ければ2030年代から第6世代機の導入を考えているようですね。一方、日本では次世代機の技術についてどんな研究をしているのかと検索してみたら、TRDIのHPに色々と面白い記事が載っていました。

低RCS目標に対する新しいRCS計測・評価技術の研究
http://www.mod.go.jp/trdi/research/P5/P5-3.pdf
実験室内部で計測したモデルのRCSから現実的な距離における実機の電波反射特性を予測する手法で、これが確立できれば広大な試験場の必要性は低下します。ただ最後に今後の課題として「実機大目標のRCS計測」とあるのが気にかかります。結局実機が収まるような電波暗室を必要とするのか、それとも小型の模型から得たデータから実物大の目標のRCSを計算する方向に進むのか。後者なら今後機体を改修する度にフランスに持ち込んで計測する必要もなくなるのではないかと。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/j-20-8712.html
この記事における通行人氏の意見を聞いてみたい気もします。

あと、こんなのもありました。
低RCS目標を見つけるGaN送受信モジュール
http://www.mod.go.jp/trdi/research/dts2011.files/pdf_2st_day/R6-1.pdf
GaNを用いた素子によって、従来難しかったレーダーの送信出力増大と受信感度向上の両立を目指す

RCSの低減に寄与するメタマテリアル
http://www.mod.go.jp/trdi/research/dts2011.files/pdf_2st_day/R6-2.pdf
反射波の位相をコントロールすることによって偏向させ、電波の送信元に返さないようにする方法。

目標が動いているときのRCSを見極めるために
http://www.mod.go.jp/trdi/research/dts2011.files/pdf_2st_day/R6-3.pdf
艦船の動揺による電波反射特性の変化に関する研究。航空機のように機体の向き、移動方向、位置が大きく変化する目標にも対応できるかは不明。

ただ第6世代機の能力として提案されたクラウド・シューティングや指向性高エネルギー兵器などについては、どこまで研究が進んでいるかは分かりませんでした。

そしてこうした要素技術を軍用機と言うシステムに組み込んでテストする土台がATD-Xという位置づけになるかと思いますが、F35の採用が決まった以上、ステルス研究機としての意義が薄れたとして計画縮小・廃止の方向に進まないか気になるところです。私としてはF35配備が遅れた場合にステルス機の運用や探知法を研究するための保険、又は次世代センサーやアヴィオニクス等の研究・開発など継続する意義はあると思いますが。

長文、失礼しました。

MAT氏
大変お久しぶりです。また返信が遅れましたこと、申し訳ありません。

「2030年代から第6世代機の導入」
日本のi3fighterもその時期に具現化されると思われます。従いまして時期的に一致しますので共同開発が検討される可能性が高いと考えます。
またATD-Xで得られましたデータをF-2後継開発に活用する旨が以前に報じられました。
情報提供を頂きました各研究は国産ステルス戦闘機開発は勿論のこと、カウンターステルス研究も兼ねています。周辺諸国が第五世代戦闘機開発/導入をする中で、わが国としましては対抗手段を構築したいと考えるのは当然の事です。
ただコンピューターで計算した結果は実際の結果と異なる可能性が当然あります。今後の課題として「実機大目標のRCS計測」とあるのはその意味合いからだと考えます。
またKeenedge氏によりますと、ステルス性よりも先進アビオニクス研究に重きを置いているのではないかとの事です

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