フォト

twitter

無料ブログはココログ
2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

今日の時事英語

  • 今日の時事英語

« 米国の新国防戦略に記載された「新型ステルス爆撃機」とは | トップページ | 米海軍が文書でF/A-18E/F後継に言及 »

2012年1月15日 (日)

野田改造内閣発足と田中新防衛大臣起用に思うこと

 
上の動画はTBSによりYouTubeに投稿された野田改造内閣発足を伝えるニュース
 既にご存じのとおり、野田改造内閣が2012年1月13日に発足しました。

野田改造内閣の閣僚名簿発表…藤村官房長官 (2012年1月13日11時56分  読売新聞)

岡田副総理大臣の起用が今回の内閣改造の目玉人事と言えるでしょう。今回の内閣改造で、その賛否は兎も角としまして消費税増税が日本政府としては確定事項となります。その旨は野田総理と岡田副総理の記者会見での発言でも明確です。

「消費増税に不退転で臨む姿勢…首相、会見で強調」(2012年1月13日18時34分  読売新聞)
野田総理(東日本大震災からの復旧・復興や、税・社会保障の一体改革などの重要課題を挙げた上で)「やらなければならない、逃げることのできない、先送りすることのできない課題を確実に推進するための最善かつ最強の布陣を作るための改造だった」

「この内閣は未来に大きな責任」初会見で岡田氏」 (2012年1月13日20時32分  読売新聞)
岡田副総理(社会保障・税一体改革と行政改革について)「この内閣は未来に対し、極めて大きな責任を負っている。しっかりと改革の実が上がるよう努力していきたい」

 消費税増税路線に関しましては経済界からは歓迎の声が多い模様です。

「一体改革、国民理解へ始動…野田改造内閣」(2012年1月14日  読売新聞)
「税財政と社会保障の一体改革など、重要政策を迅速かつ強力に進める体制がようやく整えられた」(米倉弘昌・経団連会長)、「内閣の財政再建路線への決意を改めて示した」(SMBC日興証券の阪上亮太氏)

 しかしその一方で最も重要なファクターである有権者からは強い支持を得るには至っていません。

内閣支持率37%に下落…岡田氏「評価」52%(2012年1月14日23時11分  読売新聞)
岡田副総理兼一体改革相の起用を「評価する」は52%で、「評価しない」35%を上回った。消費税増税に関しては「賛成」は39%で、「反対」55%を下回った。

上記の世論調査では矛盾する結果が出ています。岡田副総理は実質的に消費税増税担当です。起用を評価する声が過半数を超えていますが、逆に消費税増税に関しましては反対との意見が過半数を超過する結果となっています。これをどう解釈するかは難しいところです。

そしてその岡田副総理の起用を含め、小沢派からは今回の内閣改造に対して反発の声が上がっています。

内閣改造、小沢系は冷ややか…結束維持に苦慮か(2012年1月13日22時23分  読売新聞)

 今回の内閣改造では田中直紀・新防衛相の起用も含めて小沢派に一定の配慮をしたと見られる部分も見られます。しかし小沢派と政権の対立は今後も続くでしょう。陸山会裁判の結果次第ではこの対立も自然消滅すると私は考えますが。

 今回のこの記事では田中新防衛相に関しましても執筆したいと考えました。しかし新防衛相の外交・安全保障に関する見解を検証する材料が皆無なのです。Wikipediaの項目でも新防衛相の経歴には言及がありますが、政策に関しては全く情報がありません(2012年1月15日(日)21:00現在)。そこで田中直紀氏の公式ホームページを見てみましたが、ここにも外交・安全保障に関する政策には全く言及がありませんでした。政策に関する言及は下記5点のみで、内容も非常に抽象的です。コメントのしようがありません。Photo(上の画像は田中直紀氏の公式ホームページより クリックで画像拡大)

 それでは海外では新防衛相に関してどの様に見ているのでしょうか。少なくともDefense Newsにも2012年1月15(日)21:30現在(日本時間)では全く記事がありません。その一方で中国の第二位の国営通信社である「中国新闻网」には下記の様な記事が見られました。

日议员热议新任防卫相 称有利改善日中军事关系 (2012年01月13日 12:56)

 この記事をベースに日本の時事通信が下記の記事を書いています。

田中角栄氏の娘婿に注目=中国通信社、「軍事関係」改善も-内閣改造 (2012年01月13日(金)18:41)

 日本の与党議員(誰でしょう?)のコメントを引用して希望的観測を述べているのです。実際に小沢氏は現在は親中派であり、新防衛相の夫人である田中眞紀子氏は親中派として知られています。実際は本人がどうであるかは分かりませんが、中国側は上記の記事からも分かる様にそういった希望を抱いている模様です。

現在のところ不明点が多く、何とも言い難いのが現状ですが、早くも不安材料が散見されます。

田中防衛相は「踏み込み過ぎ」…年内着工に言及 (2012年1月15日18時20分  読売新聞)

テレビで防衛相「素人ぶり」露呈 武器使用と輸出を混同 (2012年01月15日(日) 16:50 共同通信)

 私は沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関する発言は既定路線を明言しただけであり、武器使用と輸出の混同は純粋に質問をよく聞いていなかっただけではないかと考えますが(これ自体が問題かもしれませんが)、問題は国会や世論がどう解釈するかです。前述の読売新聞の記事の世論調査でも新防衛相起用を「評価する」との世論は19%に留まっています。この世論の低い評価は党内力学の重視と、必ずしも安全保障政策に通じているとは言えない田中氏を起用したことへの批判ではないでしょうか。今回の新防衛大臣の人事は野田改造内閣の不安定材料となるかもしれません。

« 米国の新国防戦略に記載された「新型ステルス爆撃機」とは | トップページ | 米海軍が文書でF/A-18E/F後継に言及 »

政治」カテゴリの記事

軍事」カテゴリの記事

コメント

武器使用と輸出の混同に関しては単なる会話上の錯誤や大ボケの類であって、痴呆症や精神疾患でも別途患ってない限り問題にするに値しない話だと思います。こんなことを追及しても不毛で何の意味もありません。田中直紀氏の問題は、彼自身が確固とした政治思想や信念の無い、陣笠代議士でしかないことだと思います。大臣の立場で誰の陣笠を被るのかで、彼の評価も定まることでしょう。小沢、田中真紀子では問題外ですが(苦笑)。

だ氏
私もその見解に同意します。野党にせよマスコミにせよ、最近はやや揚げ足取りのような批判が散見されます。
北澤俊美氏が鳩山内閣発足の時に防衛大臣に就任した際に、2009年10月01日付けの朝雲新聞でのインタビューに対してこの様に述べています。

Q.「防衛省改革の方向性について見解を。」
A.「私もまだ詳しくないので三役会議を開いて政務官の一人に精査してもらって民主党としての防衛省改革が新たにできるのか早急に対応したいと思っています。」
http://www.asagumo-news.com/news/200910/091001/09100101.htm

この回答では北澤氏が「素人」であることを認めているのです。しかしこの受け答えが特に問題となることはありませんでした。それどころか北澤防衛相は大臣としての仕事を非常によくこなしたとの評価が多い事は注目に値すると思います。

その一方で厳しさを増す安全保障環境、混迷を深めつつある普天間基地移設問題、自国の防衛問題だけではなく国際貢献、災害派遣、様々な新たな役割が増えつつあり、それなりの資質といいますか、有能ないしは大物政治家の起用が望ましい官公庁と防衛省がなりつつあることも背景があるのではないかと私は考えています。

>有能ないしは大物政治家の起用

能力重視ならば、民間人閣僚枠で元幕僚長クラスの在野人材起用などがあれば面白いですね
もっとも旧軍云々でマスコミに叩かれる可能性が極めて大ですが

名無し様
こんばんは。昔は元レンジャー教官の中谷元・防衛庁長官や、羽田内閣当時の永野茂門・法務大臣(陸上自衛隊幕僚長)等の元自衛隊の閣僚は居ましたので、NGとは言えないと思います。

おばんでやす

長島昭久だと何がイカンので? 言論弾圧(北澤)の次は素人(一川)で、そのまた次は毛の生えた素人(田中)かい(-"-;)
まぁ、所詮は反日左翼。我々国民の生命財産なんて、どうだっていいんだろうね。真剣に考えている形跡なんて絶無だね。
武器輸出三原則の見直し!? そんなのやって当然。今まで自民党がやろうとしていたのを散々反対して潰してきたクセしてムシがいい、実に偽善者。民主党を立派だなんて一切思わない。単なる自民党の手柄の横取り。

土方氏
鳩山由紀夫(自民党)、野田 佳彦(日本新党)、北澤 俊美(自民党)、一川 保夫(新生党)、田中直紀(自民党)
全員のそもそもの出身政党を調べますと、自民党そのものないしは自民党系列の保守政党出身の議員ばかりなのですが・・・。
以前から言いましたが、野党が政権与党になった時に政策が現実的になるのは非常によくあります(オーストラリア労働党、ヒラリー国務長官)。

こんにちは

何で鳩山や野田が出てきたのかは不明ですが…比率は不明ですが、仙石、輿石、岡崎、江田、横路、辻本etc…社会党もいまっせ。

出身はともかく、北澤は己の口の拙さ棚に上げて、権力を笠に、相手の言論を封殺するという、コミンテルン紛いの事をしています。

民間に目を転じれば、ご存知田母神の他に、志方センセ(元陸自)や森本センセ(元空自)もいるでしょう…

勿論、任命するのは総理大臣だけど、防相なんて重要閣僚を、何で三軍若しくは、三軍の出身者から選出しないのかが不可解です。そんなの世界の常識ですが?

土方氏
こんにちは。
私は民主党が左派であるとか、左派であるから防衛政策軽視であるだとか、事はそう単純ではないと考えます。
土方氏のご指摘の通りに民主党には旧社民党出身の議員も居れば、私が指摘した通り自民党出身の議員も少なくありません。そうだとしますと土方氏が仰せになられている民主党が左派政権であるとの主張は私としましてはどうなのかと考えます。むしろ私が列挙しました通り、首相や防衛大臣は自民党出身が多いのが事実です。菅直人は自民党出身ではありませんが、外交に関しましては鳩山由紀夫より現実的でした。尤も自民党出身議員と社民党出身議員が同じ政党に所属しており、政策の不一致が事態を複雑にしているのですが・・・。その事は以前から何度か私も当ブログでも指摘しました。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-1c78.html
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-6d1d.html
更に小沢派との権力闘争が事態をより複雑にしているのです。
その一方で左派政権であるからといってハト派であるとも限りません。
豪州のラッド政権(労働党)が中国の脅威に備える為に大軍拡を行い、跡を継いだギラード首相(労働党)もその路線を継承しています。同時多発テロ発生当時の英首相であったトニー ブレア首相(労働党)もタカ派でした。本日の日経新聞の「私の履歴書」にも本人が書いていますが、同時多発テロ以前はブッシュ大統領よりもイラクに対してシビアな見解を主張していたとの事です。因みにブレア政権当時のフーン国防相には軍歴がありません。フィリップ・ハモンド英現国防相にもです。米国のパネッタ国防長官やゲーツ前国防長官には軍歴がありますが、それは米国には昔は兵役制度があったので当然の事であり、そしてこの二人も国防長官になる前はCIA長官でした。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/560041/53744307

この記事へのトラックバック一覧です: 野田改造内閣発足と田中新防衛大臣起用に思うこと:

« 米国の新国防戦略に記載された「新型ステルス爆撃機」とは | トップページ | 米海軍が文書でF/A-18E/F後継に言及 »

最近のトラックバック