フォト

twitter

無料ブログはココログ
2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

今日の時事英語

  • 今日の時事英語

« 日本のF-35導入中止はあり得るか | トップページ | 「日英武器共同開発」の報道は誤報 »

2012年2月29日 (水)

T-4後継に必要とされる要素とは

T4

(上の写真はある日に筆者が某所にて撮影のT-4練習機 クリックで画像拡大)

 私の2011年12月13日 (火)のブログ記事「空自次期主力戦闘機がF35に決定」2012年2月26日 (日) 17時16分のブリンデン氏によるコメントに空自中等練習機T-4の後継に関して下記の疑問提起がありました。

「確か1988年から量産機が納入されていると思うので、初期型はそろそろリプレイスの時期に入っているように思います。しかし、防衛省・航空自衛隊からは次期練習機の話は一向に流れてきません。」

 この問題は確かに以前より関係者の間で話題となっていました。下記は業界関係者でもあるKeenedge氏のT-4後継関連のつぶやきです。

2011年5月2日14:08のつぶやき

2012年2月22日18:28のつぶやき

2012年2月22日 18:43のつぶやき

 実は米空軍でも類似の課題に頭を悩ませています。下記は2012年02月17日09:03のFlightglobalの記事"USAF delays T-38 trainer replacement to 2020"(「米空軍がT-38練習機の後継を2020年まで延期」)の内容一部抜粋と翻訳です。

-------------------------------------------------------------------
The command remains committed to replacing the T-38s, which entered service 51 years ago.
司令部は51年前に就役したT-38を置き換えることに熱意があるままである。

The T-38Cs are also unable to perform certain functions that are necessary to completely train pilots for the Lockheed Martin F-22 and F-35s, such as in-flight refueling and aerial manoeuvres beyond 5gs.
T-38CではLockheed Martin社のF-22とF-35のパイロットを教育するのに必要な空中給油や5Gを超える空中機動等の機能を果たすことが出来ない。

At least five airframers are already preparing to compete for the project.
少なくとも5種の機体が既に計画に名乗りを上げる準備をしている。

BAE Systems has teamed up with Northrop Technical Services to offer the Hawk trainer.
BAEシステムズはNorthlop技術サービスとチームを組みHawk練習機を提案する。

Lockheed plans to offer the T-50 Golden Eagle, which is manufactured by Korea Aerospace Industries.
Lockheed社は韓国航空宇宙産業(KAI)により製造されたT-50 Golden Eagleを提案する計画である。

Alenia Aeronautica is offering the T-100, a US-built version of the M346 Master.
Alenia AeronauticaはM-346 Masterの米国内製造版であるT-100を提案している。

Meanwhile, Boeing has revealed a concept for a purpose-built trainer, featuring a V-tail and a single engine. Northrop's aerospace division also may be considering a separate bid.
一方でボーイングはV字尾翼で単発エンジンの専用に作られた練習機の概念を公開した。Northrop航空宇宙部門も独自案を検討しているかもしれない。

While the USAF still operates more than 500 T-38s, the T-X programme has called for acquiring between 300-350 new jets.
米空軍は500機のT-38を運用しているが、T-Xプログラムは300~350の新型ジェットの入手を要求している。

(引用及び翻訳終了)
-------------------------------------------------------------------800pxt38bank(上の写真は英語版WikipediaよりT-38練習機 著作権はPublic Domain クリックで画像拡大)
 

 この記事で分かることは米空軍は空中給油や5Gを超える空中機動等がF-35やF-22のパイロット教育に必要であると考えているということです。更に言えばM-346、BAE Hawk、韓国T-50でもそれが満たせると各メーカーは見ていることが分かります。ブルーインパルスにも採用されているT-4ですので、機動性には問題がありません。(この動画はYouTubeに投稿されているブルーインパルス飛行の様子

その一方で米空軍のT-Xの要求事項にあってT-4にないもの、そういった事項は検討する余地があります。米空軍の練習機選定レースも日本がT-4後継を判断する上で参考材料となるかもしれません。

« 日本のF-35導入中止はあり得るか | トップページ | 「日英武器共同開発」の報道は誤報 »

軍事」カテゴリの記事

コメント

個人的には折角開発中の心神ですし、
国産機希望なので心神をベースに研究機としての不要な部分を廃して複座化する等して開発を進めて欲しいですw
それかT-4の発展型ですね。

天山氏
一部にはATD-Xベースにするとの噂もありますが、財政的な観点から価格も重要な要素となりますので、T-4の発展型が現実的かもしれません。
ATD-XはF-2後継の技術実証機となりますので将来的には活用されます。

アシナガバチ様、エントリーを立てていただき、ありがとうございます。

この件ですが、航空雑誌などでもほとんど話題に上らないことが気になっています。当事者である空自がどのように考えているのか、興味があります。

Tー4の後継機というより、松島のFー2Bの後釜を兼ねることや戦闘機の生産基盤の維持を目的に三菱重工に仕事を採らせると考えれば国産機は厳しいでしょうからMー346をライセンス国産が妥当と考えます。

それにジェット練習機が1本化及び手間の掛からない機体が配備できれば教育部隊の合理化もできるでしょうし(その分実戦部隊やその他の配置に人と予算を回せる)。

ブリンデン氏
どういたしまして。私も気になっています。時間がそれ程ないことから、選択肢はこの記事に書いた候補から選定することとなるでしょうね。

エンリステッド氏
こんにちは。件のイタリア製の機体ですが、注目はされている模様ですね。私も今回はM-346が無難ではないかと考えます。

今月の「航空ファン」のM-346の空撮が掲載されていましたので、何か水面下の動きでもあるのか‥と勘ぐりたくなってしまいます(まぁ、偶然だとは思いますが)。

たしかにM-346は通常の操縦訓練に加えて兵装も可能なようですから、戦技訓練に使うのにも手頃な機材かもしれません。

唯一気がかりなのが、アエルマッキとヤコブレフの共同開発という点です。ロシアの血筋が入った機材を自衛隊が導入することに抵抗感はないでしょうかね。また、ヤコブレフがライセンス生産を承認するでしょうか。

ブリンデン氏
M-346が今月の航空ファンに掲載されている件ですが、やはり話題となっている模様です。問題は業界側が幾らアピールしましても、需要者側が提案依頼書を出さなくてはなりません。
ロシアとの技術提携は解消されて、今は"uses equipment exclusively from Western manufacturers."(西側メーカーの機材のみを使用)となっています。

F-XでF35に決まったのにこれでもし訓練機まで国産じゃなくなるとするとメーカーはやっていけなくなってしまいます

心神型訓練機は非常に興味ありますしロマンもありますが、ここは仰る通りT-4発展型でなんとか国内企業に仕事を回して欲しいところです

個人的にはステルス練習機を・・・作りたい!

モンキー氏
基本的に納期との勝負になるでしょうが、納期に間に合うのであればT-4発展型も夢のある話ですね。個人的には是非とも見てみたいです。

初めまして。
あまり戦闘機に関してはあれなんですが・・・。
心神はどうも世界初の第6世代機となるんだそうですね。

しろうさぎ氏
こんばんは、はじめまして。今後とも宜しくお願い申し上げます。
まずお気を付けて頂きたいのですが「心神」は技術実証機であって、戦闘機ではありません。
第六世代戦闘機に関しましては当ブログでも二度記事を執筆したことがあります。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-559f.html
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/fa-18ef-f5da.html
これらの記事でも述べましたが、「第六世代」の定義はまだ確定していません。

グリペンを訓練機にという話も噂にあるようですが
やはりただの噂なんですかね?

連投すいません
あとロシアが中国にsu-35を売る事がほぼ決まったようですが

これが本当かどうかは分かりませんがもし中国にsu-35が入った場合・・・
F15の近代化改修を急ぐ必要がありますね

F35もすぐには配備出来ませんから米軍の中古のF15C/Dを買って来て
数も揃えて近代化改修すればなんとか対抗出来そうな気がしますが・・・

しかしロシアも懲りないなぁw

モンキー氏
>グリペン
防衛省サイドからそういた話が出ているならば兎も角、そうでない話は唯の夢のあるお話なのでしょうね。

>Su-35
以前からそういった話はありました。
http://paper-wasp.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/su-35-f6ec.html
しかし中国側は否定しています。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0311&f=politics_0311_004.shtml

>数も揃えて近代化改修すれば
日本は防衛大綱で上限が決まっていますので、現行の解釈ではそれを上回る戦闘機を導入することは出来ません。

>ロシアも懲りないなぁ
当ブログの前述の過去記事にもあります通り、ロシアはT-50の開発が順調に進んでいるので、中国にSu-35を輸出したとしましても、ロシア側には大きな問題とならないと考えているのかもしれません。

初めてコメントを書かせていただきます。モンキー氏はぼかして書いてますが、軍事雑誌にて以前発表されたライターの荒木雅也氏の原稿を読まれたものと思われます。グリペンを練習機にどうかとそのライターの方が書いた、ということであって特に現実の防衛省に動きがあるものでは無いようです。

選択肢としてどうかということであれば、戦闘機を練習用途で一機種多く入れるのはあまりに非効率であり、F-35を中止や延期してグリペンを戦闘機としても採用するのも要求に合わないと思われることから、個人的には反対です。

名無し様
こんにちは。はじめまして。今後とも宜しくお願い申し上げます。また貴重な情報提供も有難うございます。
F-35の導入は中止にはならないであろうと個人的には考えます。T-4の後継を国産にするか、それとも外国製のライセンス生産とするかは興味深いところではありますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/560041/54105647

この記事へのトラックバック一覧です: T-4後継に必要とされる要素とは:

« 日本のF-35導入中止はあり得るか | トップページ | 「日英武器共同開発」の報道は誤報 »

最近のトラックバック