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2012年9月28日 (金)

再び美しい国を目指して

(これは自民党公式アカウントによりYouTubeに投稿された2012年9月26日(水)の安倍自民党第25代新総裁の記者会見の動画

 安倍元総理が自民党第25代総裁に選出されました。総裁の再登板は1955年の自民党結党以来初めてとの事です。特に2007年9月に体調不良により総理・総裁を辞職(ソース元:「安倍氏、自民新総裁に…決選投票で石破氏を逆転」2012年9月26日14時46分  読売新聞)したことを考えますと、極めて異例と言えるでしょう。

 党員票も含めました2012年9月26日(水)第25代自民党総裁選挙の第1回投票結果は下記の通りです(ソース元:Twitter 自民党公式アカウント2012年9月26日13:45の投稿)。

石破茂 199票(議員34票/党員165票)
安倍晋三 141票(議員54票/党員87票)
石原伸晃 96票(議員58票/党員38票)
町村信孝 34票(議員27票/党員7票)
林芳正 27票(議員24票/党員3票)

 過半数を獲得した候補が居なかったことから、石破氏と安倍氏の決選投票(党所属国会議員のみによる投票)となり安倍晋三 108票、石破茂 89票との投票結果となり安倍元総理が新総裁に選出されました(ソース元:Twitter自民党公式アカウント2012年9月26日(水)14:16の投稿)。

 首相経験者が総裁に再登板することも前例がありませんが、今回の自民党総裁選の経緯自体も極めて異例づくしと言えるでしょう。そもそも今回は石破氏と石原氏の決選となると見られていました。

 安倍氏が石原氏よりも優位となったのは、石原氏が谷垣総裁を総裁選出馬断念に追い込んだと見られていること、石原氏による「中国は尖閣に攻めてこない」、「福島サティアン」等の度重なる失言や、それに加えて尖閣諸島をめぐる中国への対応など安倍氏の得意とする外交・安全保障分野が総裁選の争点となり、これが安倍・石破両氏への支持を伸ばすこととなったとの分析も一部にはあります。

「自民総裁選、安倍が逆転勝利も!決選投票で石破を制するとの見方」(2012年09月24日 ZAKZAK)

「安倍・石原氏の2位争いが焦点…自民党総裁選」(2012年9月25日10時18分 読売新聞)

 もしこれらの報道にあります分析通りだとしますと、中国と韓国は藪をつついて蛇を出してしまったことになるのです。彼等が強硬な姿勢を貫き尖閣諸島や竹島への対応を深刻化させた事により、結果としまして次期総理の最有力候補である自民党新総裁に強硬派を誕生させる結果を招いてしまったとも言えます。逆に言えば日本側もこれ以上は事態を深刻化させない自制心が要求されるのかもしれません。

 本記事冒頭の記者会見の動画にもあります通り、第一回目投票で石破氏が党員票の過半数を獲得したのにも関わらず、国会議員のみによる決選投票では安倍氏が新総裁に選出された事に対して批判があります。石破氏が党員票の過半数の支持を得たことは私も個人的には高く評価するべきであると考えていますし、また安倍氏は「重く受け止めなければならない。協力することが求められている。来たるべき総選挙を勝ち抜くことができる強力な布陣にしたい」と述べたと報道があります(ソース元:「石破氏と協力強調…安倍新総裁、早期解散要求も。」(2012年9月26日17時58分 読売新聞)。この発言を知った時に石破氏を幹事長ポストに起用する可能性が高いと私は解釈していましたが、実際にその方向性であり、本人も受け入れた模様です。

「安倍氏に敗れた石破氏、自民幹事長に起用へ」(2012年9月27日(木)10時3分配信 読売新聞)

 非常に冷徹な考えかもしれませんが、石破氏が総裁選で地方票の過半数を獲得したのも実力ですが、議員票で伸び悩んだことも彼の実力なのです。そして最終的には勝ち残ったのも安倍新総裁の実力だと言えます。

 それでは安倍新総裁・石破新幹事長の自民党政策は如何なるようなものとなるのでしょうか。読売新聞の記事「自民党総裁選、5氏の立会演説会の発言要旨」(2012年9月14日(金)23時16分)によりますと、その日に自民党本部で行われた総裁選立候補者による立会演説会では安倍氏と石破氏は下記の通り述べています。

安倍晋三氏発言要旨
「尖閣諸島海域に中国の公船が領海侵犯した。日本の領土、領海、国民の命を断固守ると宣言したい。」
「日米同盟をより対等にする。集団的自衛権の行使を認めるよう憲法解釈を変更しなければならない。」
「北朝鮮による拉致問題は、北朝鮮に国際的な圧力をかけ、対話に持ち込むしかない。」
「消費税を上げる前にデフレを脱却しなければならない。」

石破茂氏発言概要
「我が国の主権、領土が脅かされ、税と社会保障、農業、農村もこのまま行けばどうなるとの思いを大勢が持っている。」
「独立主権国家にふさわしい憲法を作る。国家安全保障基本法を作り、集団的自衛権の行使を可能にする。」

 また9月24日午前のTBSの番組では沖縄県の尖閣諸島など離島防衛を念頭に、海兵隊を自衛隊に創設すべきだとの考えを安倍氏と石破氏は示しました(ソース元:「安倍・石破氏「海兵隊を」…石原・林氏は慎重」(2012年9月24日10時55分 読売新聞))。

 安倍新総裁と石破氏では安全保障政策に限りますと非常に共通点が多いことが分かります。しかし安倍新総裁には非常に懸念材料が多いと私個人としては考えます。その旨は当ブログの2012年09月06日(木)の記事「尖閣諸島を如何に防衛すべきか」のコメント欄で2012年09月09日(日)23時39分に述べた事があります。

 特に安倍新総裁の場合は健康上の問題により総理を辞職した過去が私を含め多くの有権者の脳裏に焼き付いています。この件に関しまして安倍新総裁は09年末に国内で発売された新薬が効き、現在は「ほぼ完治した」(ソース元:「安倍新総裁、山登ってアピール「持病ほぼ完治」」(2012年9月27日09時00分 読売新聞))と説明していますが「ほぼ完治」では完治ではありませんから十分ではないかもしれません。

 また参議院に於ける自民党の議席数は過半数に遥かに達しないのです。2012年9月12日現在の参議院の議席配分(総議席:242)は下記の通りとなっています。

民主党 89議席
自民党 83議席
国民新党 3議席
公明党 19議席
新党大地・真民主 2議席
国民の生活が第一 12議席
みんなの党 11議席
共産党 6議席
社民党 4議席
たちあがれ日本 3議席
新党改革 2議席
無所属 8議席

 このデータから自民党と公明党が連立を組んだとしましても過半数には遠く及ばず、例え次期衆議院選挙で自民党が単独で過半数を獲得したとしましても、非常に厳しい政権運営となることが予想されます。それに安倍氏が精神的に耐えられるかなのです。

 今日の日本の政界の混乱の多くは与党が参議院で過半数を有しない事に起因すると私は考えます。この様な状況で首相が指導力を発揮出来る訳がないのです。安倍→福田→麻生→鳩山→菅→野田と政権が短命で変わり続ける悪循環は打ち切るべきだと言えるでしょう。尤もこの状況を生み出したA級戦犯が安倍氏なのですが。

 幸か不幸か衆院解散・総選挙の先送りを主張してきた輿石氏の民主党幹事長の再任で、野田首相が谷垣自民党総裁と交わした「近いうち」の衆院解散の合意が事実上、白紙になるとの見方が有力です(ソース元:「輿石幹事長再選、首相の解散戦略に影響も。」(2012年9月24日09時57分  読売新聞))。そうだとしますと2013年度衆参同時選挙の可能性が高まります。

 若しくは自民・民主・公明の大連立が現段階では最も現実的な選択肢であると個人的には考えます。但しそれは野田総理が旧社民党系と旧小沢派を排除すればとの条件でですが。野田総理の中国脅威論や尖閣の対応はむしろ自民党に近いと考えます。しかし民主党内には旧社民党出身の議員も少なからずおり、それが決断出来ない政治という不幸な状況を生じさせていると私は考えます。

野田首相が26日午後(日本時間27日未明)、ニューヨークで行った記者会見の要旨(2012年9月27日18時46分 読売新聞)
「【尖閣諸島】歴史上も国際法上も我が国固有の領土で、領有権の問題は存在しないというのが(日本政府の)基本だ。そこから後退する妥協はありえない。もともと日本国民が持っていたものを国が買うことにした。あくまで(国内の)所有権移転の問題だ。(日中)関係に悪影響を及ぼさないよう、理性的な、冷静な対応を堅持し、様々なレベル、チャンネルを通じて対話を図りたい。中国国内の邦人や日系企業に攻撃、略奪、破壊行為が行われており、どんな理由があろうと暴力は許されない。」

 安倍新総裁率いる自民党は政権を奪還し、そして日本の為にも安定政権を築き「美しい国」を今度こそ実現出来るか、そのチャレンジは始まったばかりと言えるでしょう。

(下の写真二枚は日本国内の某所である日に筆者にて撮影。 日本は数多くの美しい自然に恵まれている。クリックで画像拡大)120826_095401

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(下の写真はある日に筆者にて撮影した名古屋駅。クリックで拡大。日本の国力の根源は経済力にある。強い経済力と世界最先端の技術力を有していればこそ強固な防衛力を実現出来る)111009_151301(下の画像は最近ネットに流出した中国の新型ステルス機J-21かJ-31かF60? J-20より形状が洗練された印象を受ける。これも中国の経済力の賜物と言える。クリックで拡大)New_j60_17_18_212_25_fifth_generati

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