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2013年3月14日 (木)

Lockheed Martin社がステルス機搭載用に謎のCudaミサイルを開発中

 Lockheed Martin社がステルス機搭載用にCudaと呼ばれる謎の空対空ミサイルを開発していますが、その概要がおぼろげながら明らかとなりつつあります。

 その新型空対空ミサイルが取り沙汰され始めたのは昨年12月頃からでした。

Lockheed working on new air-to-air hit-to-kill missile(Lockheedが新型直撃式空対空ミサイルを開発中)、(2012年12月4日09:20 Flightglobal)

このミサイルの特徴は直撃式であることと、搭載可能なミサイルの数を大幅に増やす事が可能となることです。下記に記事の一部抜粋と翻訳を行います。

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Called the "Cuda", the weapon would increase the F-35's air-to-air load-out from four Raytheon AIM-120 AMRAAM missiles to eight of the proposed HTK weapons. For the F-22, the number of beyond visual range weapons the jet could carry might increase to as many as 14. The Raptor currently carries six AIM-120s and two Raytheon AIM-9 Sidewinders.

Cudaと呼ばれる兵器はF-35の空対空搭載量を四発のレイセオン社製AIM-120 AMRAAMミサイルから八発のこの提案中の直撃式武器に増加することが出来る。F-22では搭載可能な目視外射程武器を実に14発まで増やすかとが可能となるかもしれない。ラプターは現状六発のAIM-120と二発のレイセオン社製AIM-9サイドワインダーを携行する。

If the weapon proceeds into development, the challenge will be to-at the very least-match the AMRAAM's attributes. The Lockheed concept would have to be as lethal and offer the same or better range. And, it must have a good off-boresight capability. Moreover, it must be fielded quickly and cheaply in the current budget environment. "If the answer to either of those is no, they will have a borderline insurmountable uphill battle," the source says.
もしこの兵器が開発段階となれば、その挑戦は、どう少なく考えてもAMRAAMの特性と同等となるであろう。Lockheed社の概念は同等の致死性で同じかより長射程でなくてはならない。そして優良なオフボアサイト能力を有しなくてはならない。その上に現行の予算の環境で早急に安価に配備されなくてはならない。これらのひとつでも満たさないのであれば、到底採用されないであろう」と関係者は述べた。

(引用及び翻訳終了)
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 この記事の最後の関係者のコメントから、もし開発がスタートしますとこの新型ミサイルの性能は全般的にAMRAAMを上回ることを要求されることが予見されます。

これに加えて更なる新情報がFlightglobalの2月23日(土)05:49の記事"Details emerge about Lockheed’s Cuda missile (Lockheed社製Cudaミサイルに関する更なる情報が明らかとなる)"で報道されました。

そしてこれがその製品カードの写真です。

上記二点の資料から分かることは下記のとおりです。

・全長は70インチ(1.78m)

・致死性が高く、コストが安い

・マルチモードシーカー

・超高G機動

・360°カバー

・多様な経空脅威(敵機や無人機)に対処可能

・F-22Aでは搭載量を2倍の12発に、F-35Aでは3倍の12発に

 また製品カード右下の写真は車両や小型舟艇の攻撃にも使用可能であることを示唆しています。

  このCudaミサイルの性能に関してはその他複数のソースから性能を推測することが可能です。2012年度のAirforce Magagineの第77頁(PDFファイル6枚目)では"The missile is about the size of a Small Diameter Bomb and fits on an SDB-style rack.(そのミサイルはおおよそ小直径爆弾のサイズであり、小型直径爆弾のラックに適合する)" との記述が見受けられます。上記でも述べましたが実際にLockheed社製品カードの写真では全長は70インチとなっており、SDBとほぼ同等です。

ボーイング社公式ホームページSDB

寸法: (L x W): 70.8" x 7.5" (1.8 m x 19 cm)

Bru614xgbu39

(上の写真はWikipediaよりSDB 著作権はPublic Domain)

SDBの射程距離はボーイング社の公式ホームページによりますと"more than 60 nautical miles(60海里以上)"となっています。無論これは対地攻撃時の滑空の射程ですが、この数値を考えますとAMRAAMと同等以上との数字には現実味があると言えるでしょう。またSDBはコンクリートのバンカーを見事に貫通しています。

Gbu39_impact

(上の写真はWikipediaよりSDBがコンクリートのバンカーを貫通し内部の航空機を破壊する様子 著作権はPublic Domain)

 もし実用化されれば、少数の機体で人海戦術に対処可能であり、多目的に使える画期的な新兵器となると言えるでしょう。

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コメント

Cudaミサイルの話とボーイングのSDBの話が違和感なくつながっているので、話を取り違うところでしたw

70inchというと1.78mくらいですか?
全長はAIM120の半分以下で射程を上回るとなると相当軽量なのでしょう。
弾頭を無くして軽量化をはかって、本体をぶつけて穴をあけるというコンセプトなのかなと思われますが、そうするとSDBのコンセプトと少し違ってうまく棲み分けが出来ているようにも思います。

F35の同時ロックオン数にもよりますが、最大12発の中距離ミサイルを積んだステルス戦闘機となるとこれは怖いw

sub.様
こんにちは。SDBとほぼ同じでAMRAAMの半分以下の直径となりますと空気抵抗を大幅に減らすことが可能となりますから、そこで射程の延伸を実現しているのだと思われます。

このミサイルの更に着目すべき点は、短距離空対空ミサイルとしても使用可能としている点です。そうだとしますとSidewinderが不要となってきます。

また小型の地上目標と水上目標にも攻撃可能となりますと、実にマルチロールであり、実現しますと戦闘機の兵装の概念を根本的に変えてしまう潜在性を秘めています。

お久しぶりです。
鬼平=阿修羅王=メタモ少佐=平和島主義者 です。

航空技術が発達していきますが、それに伴いパイロットの負担は増えていくばかりですな。
航空戦力の主力が、マルチロールファイター一本に絞られて、パイロットは戦闘機、爆撃機、攻撃機の任務を兼任しなくならなければならない時代になりました。
パイロットに求められる資質が厳しくなってしまった今の時代では、航空戦力の人海戦術など不可能だと思います。
近い将来無人機が主力になる時代が予感されます。
そういえば、ワシの同期でF15のパイロットになったヤツが一人事故で亡くなっています。
とても優秀なヤツでした。
ヘリのパイロットを含めれば、知ってるだけで顔を知っているパイロットが5人亡くなっています。
軍用機のパイロットは平時でもそれだけの死亡率なのです。
彼らを育て上げるためには、莫大な費用と時間を要するのは当たり前の事ですが、その候補生になるまでにも大変な道のりです。
例えば、陸上自衛隊の攻撃ヘリのパイロットになるためには、防衛大学か幹部候補生を卒業後に選抜されるか、または3等陸曹を一年以上経験してFECと呼ばれるパイロット要請学校の入校試験に合格しなければならないのです。
防衛大学や幹部学校を卒業するのはもちろんの事、一般隊員から3等陸曹に昇進すれうのも大変な事です、FEC合格者の大半は自衛隊生徒出身者が現実ですが、私の母校である少年工科学校を卒業するのも大変な事です。
パイロット候補生に選ばれ無事卒業し、ヘリのライセンスを取得後に規定の飛行時間を消化して選抜されたパイロットだけが攻撃ヘリの機種転換訓練を受けられる権利を得て、そこを卒業して、初めてAHのパイロットになれるのです。
航空自衛隊の戦闘機パイロットも似たようなものです。
もはや、そこまでしてパイロットを養成する意義があるかどうかも疑問です。
ミサイル万能時代になってしまって、ミサイル一発でムザムザパイロットを失うのなら無人機の実用化を急いだ方がいいのではないかと思います

紙の穴総帥様
大変お久しぶりです。某掲示板では大変お世話になりました。そして貴重な情報も有り難うございます。
無人機に関しましては現段階では偵察や非対称脅威に対する攻撃に止まっていますが、将来的には接近阻止・領域拒否体制を構築した国家への攻撃、そして本格的な空中戦にも投入される事となるのでしょう。
日本も無人機を空中戦に投入することは検討していると思われます。それはi3 Fighterの防衛省公式資料にも描かれており、一機のi3 Fighterが複数の無人機をコントロールしています。
少子高齢化の影響が避けられなくなりつつあり、そういった意味でも無人機の推進は急務かもしれませんね

某掲示板も復活したやうですが、見るも無残な有様でした。
去年の10月頃、不毛にちょくちょく書き込んでいましたが、あまりにもつまらなかったので行かなくなりました。
軍事カテは、ほとんど人がいませんでした。
そういえば少年工科学校は今は名前と制度が変わって高等工科学校になっています。
今人的には、あの制服はカッコ悪いと思いますな。
てか、前の制服がカッコ良過ぎた。
高校生と同じ歳であの制服を着れた事が誇りでしたよ。

紙の穴総帥様
>某掲示板
あそこは色々な意味で私にとって良い経験となりました。本当に多くの貴重な失敗をして黒歴史ですが、欠かせない体験でした。
私も某掲示板に一応アカウントを持っていますが、殆ど行っていません。Twitter、mixi、円板に四散してしまった模様です。ただ昔の懐かしいメンバーとネットで再会できることは本当に嬉しい限りです。氏のホームページも拝見いたしました。今後とも訪問して頂ければ嬉しいです。

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